126日目(11/5)ナンプラ観光(フェイラ)
今日はお昼頃から同期に連れられてフェイラというお土産市のような場所を案内してもらいました。マプト(首都)にあるフェイラは「お土産市」という感じがして観光スポットととして清掃されており、買う気も起るのですが、ナンプラのフェイラはゴミが散乱しており、観光客というよりは「地元の人が安くものを買う場所」という感じでした。
夜は相も変らず中華4件目にチャレンジ。いくら任地のケリマネで食べられないからと言って、外食5回中4回中華とはやりすぎだと自分でも思います(笑) 明日、いよいよケリマネへ帰ります!
127日目(11/6)ケリマネへ移動
朝5時半に同期隊員の家を後にしてケリマネへ帰りました。昨晩も蚊との闘いで寝れずふらふら。帰ってからしばらく何もできず。いつも通りポルトガル語の勉強をして、アンケート分析の作業をして寝ました。
写真はケリマネ空港で見つけたHONDAを真似たAHOMDA(笑)
128日目(11/7)
朝から学校へ。睡眠サイクルがめちゃくちゃになってきて、このままだと今日も学校へ行けないと思い、昨晩眠剤を飲んだおかげでなんとか行けました。「困った、困った…」という感じです。
さて、ケリマネ医療従事者養成学校のTurma13という薬剤師のコースでは定期試験が来週に控えています。この試験を終えると1ヶ月の病院実習。その後冬休みという流れです。やっと担当クラスが病院実習へ行くということで、もとまさも病院へ行く気満々!学校にいるよりも指導できそうだし、病院内を見学する口実もできるし、病院の人と知り合えるし、結構楽しみにしています。クスリに関する専門用語の勉強をしなくては!
日本の薬学部(6年制)は1年生時に数日、5年生or 6年生時に11週間×2の病院・薬局実習があります。こちらの専門学校(2年制)では1年生時に1ヶ月、2年生時に4ヶ月の実習が課せられています。モザンビークでの就学期間は短いですが、実習期間はほぼ変わらないようですね。
129日目(11/8)人種差別
朝から学校へ行こうとシャパ(バス)乗り場へ行き、シャパに乗って出発を待っていると運転手が話しかけてきました。
「おい、どこまで行くんだ?」
「ケリマネ医療従事者養成学校だけど?」
「じゃあ30MTだな。」
(ん?いつも20MTなんだけど…)
「いや、20MTだよね?」
「30MT払わないと乗せない。」
(はぁ。出た。モザンビークの嫌なところ…)と、思っているとほかの乗客が
「中国人はバスに乗らずに自転車で行けよ(嘲笑)」⇒車内爆笑 と、悪ノリしてきます。結局車内の収集つかず、シャパを降りることに。
因みにこの車が前述の車。
ということで、朝から人種差別に遭ってきました。最高に気分が悪かったですが、ここまであからさまな差別は初めてで、他の国と比較すれば少ないんだろうな~と考える冷静な自分もいました。とりあえず近くに警察官がいたので、「外交官」と書かれた身分証を見せてそのバスまで連れて行ったのですが、そそくさと逃げていきました。半日ほど悲しい気持ちでした(笑)
130日目(11/9)最終報告会
今日は先輩の最終報告会があるということで、見学させていただきました。当たり前だけど、2年間の活動を終えてモザンビーク人や調整員などに対して成果発表を行う今回の最終報告会はポルトガル語で、カンペなしで、質疑応答もある。終わり良ければ総て良し。僕も最後は笑って活動を終えられるように、今を頑張りたいなと思いました。
その後、わざわざ首都のマプトから駆け付けた調整員が、先輩隊員の「お疲れ様会」をしようと提案下さり、ケリマネ隊員&調整員で細やかなお疲れ様会をしていました。因みに、下の写真はモザンビークのビールである2M、LAURENTINA、MANICAと違って初めてみました。他のビールよりも味がしっかりしてて美味しかった。125MT(238円)と普通に高いけど…。
実は、2ヶ月近く前に友人がモザンビークへ差入れを送ってくれました。海苔やみそ汁などこの日本食を欲している状況を理解してくれたようでクリスマスプレゼントを開ける子供のようにワクワクしながら荷物を開けていました。わざわざ、首都のマプトからケリマネまで持ってきてくれた調整員に感謝ですね。
131日目(11/10)
朝から学校へ。テスト休みということで担当クラスの授業はありませんでしたが、クラスのシェフ(委員長)を始め、数名が自主的に勉強会をしていました。教えてあげたかったのですが、まだまだポルトガル語力不足で力になれず…。因みにシェフはとっても勉強家なので、自分の勉強というよりは、他の生徒を教えるために来ていました。素晴らしい委員長。
なんやかんや1週間疲れたようで、帰宅後夕食もとらずにずっと寝ていました。
132日目(11/11)支援物資配布!
今日は雨&曇りということで気温も上がりすぎず過ごしやすい日でした。最近できていなかった「休日の散歩」&「届いた支援物資の配布」日和ということで昼過ぎから外出。徒歩でテクテクと市外まで歩き、届いた玩具を渡す子供を探していました。同じ箇所を2度ほど往復していたので「なんだあいつ?」と思ったのでしょう。ある15~23歳のモザンビーク人グループが声をかけてきます。「あんた、何してんの?同じとこ行ったり来たりと。」
その後、5人の女性陣に囲まれて、お互いに日本語とシュアボ語を教え合ったり、「結婚は?」「子供は?」「日本に連れて行って?」といつも通りの質問攻めにあいながら交流を深めていました。ケリマネ市内ならともかく、市外に日本人がいると目立つようで近くにいる子供たちは手を振ってきたり、隠れたり、じろじろ視線を送ってきたりとしていました。
1時間半ほど話し、そろそろ帰ろうという頃に「実は、子供に日本からの支援物資を渡したくて歩いてたんだよね。」と告げると、「私たちもまだ子供だよ!!」とアピールしてくる15~23歳のグループ(笑) まあ、支援物資は「モザンビーク人に喜んでもらう」という目的で送ってもらったので絶対に子供でないといけないということもなく、周りの子供たちに加えて彼女たちにも日本からの御裾分け。
モザンビーク人って、たぶん「写真」という文化があまりなく(特に貧困層は)カメラを向けると真顔になるんですよ(笑) 「笑って!」って言ってやっと下の写真w まだ支援物資は残ってるし、継続的にワールドギフト様から支援いただけるようなので、今後も日本とモザンビークの橋渡しの一助を担えるように活動を継続させていきます。結局4時間半ほど外に居たので帰ってからはぐったりでした(笑)
余談ですが、電気代や水道代などの料金を、携帯から支払いができるという日本も取り入れるべき制度がモザンビークにはあるのですが、もとまさ、なぜかブラックリスト登録されたようです…(笑) WASPってなに…?アングロサクソンという意味なのか…?
今週のまとめ
今週はついに支援物資の配布を行えました。もっと効果的にモザンビーク人の役に立ち、喜んでもらえるように、試行錯誤しながら活動を続けていきたいと思います。ほんの少しですが、自身にとっては大きな一歩を踏み出せたような気がします。あと1年8ヶ月。日本食や友人が恋しくて帰りたくなることもたまにありますが、自身を鼓舞しながら頑張っていきます。でも、正直長いな…(笑)