259日目(3/18)
さて、金曜日、土曜日と飲み会が続いていたので今日こそは休もうと思っていたのですが、専門家の方とお昼ご飯を食べに行くということで昨日と同じレストランへ。
2月24日に一緒に天ぷら蕎麦パーティーをした専門家の方です。今日も御馳走になってしまいました…!今度旅行したときに何かお土産を買って来なければ!
4月1日~農業隊員を対象とした研修が企画されており、モザンビーク内の各地から計10名の隊員が参加されます。もとまさと先輩隊員の中田さんも、せっかくケリマネにいるのだからということで、研修に参加させていただくこととなりました。「レンタカーを借りる予定だけど、もしいっぱいだったら俺の車に乗っていいから」と言ってくれる専門家。優しすぎます。
「陸の孤島」と揶揄されるQuelimane隊員としては、他の隊員に会うことができるのは非常に貴重!しかも10人もやってくるので楽しみです!
※陸の孤島 他の隣接するProvincia(日本で言う都道府県)への陸路移動を安全面から禁止されており、飛行機移動しか認められていないProvincia。しかも、特記するほどの観光地でもないため訪問者は非常に少ない(哀)
260日目(3/19)
さて、いつも通り薬学部長の授業に同伴しようとしたところ、産婦人科の講師が僕を呼ぶ。何かと思い産婦人科講師室へ行ってみると「これMT(メティカイス:モザンビーク通貨)でいくら?」という質問(笑)
これ、日本円じゃなくて、中国の通貨ですけど…w
結局調べたところ10MT前後(約18円)だったのでガッカリしていました。かなり価値のあるものだと思って、財布に大切に保管していたようです(笑)
その後、近くの病院へ学生実習の受け入れをお願いしに行ってきました。
261日目(3/20)
朝から活動…と思っていたのですが、オーナーが家に来るということで待機…。していたのですが来ない。連絡もつかない。結局活動へは行けずに自宅待機となってしまいました。だから、JICAへ何度も相談しているのに…。責任感も相手の時間を尊重するという考えもこのオーナーにはなさそうです。本当に早く引越しさせてほしい…。
さて、モザンビークではアイキャンプというものが年に1度開催されています。徳島大学が中心となり、白内障の治療を数日間集中的に行うというもの。モザンビーク内の白内障患者さんを救うというのはもちろん、モザンビーク内の眼科医の技術向上という目的もあるようです。モザンビークへ派遣される前から興味のあったアイキャンプ。是非参加したいと思って応募したのですが、参加希望者が多く、北部隊員(アイキャンプの開催は南部)は交通費の関係で優先的に除外されていくようです…(哀)
アイキャンプのボランティア募集2~3名に対してモザンビークには医療隊員が3名しかいないため自動的に参加できると思っていたのですが、ボランティアの内容は特に医療に関することではないため、誰でも参加可能なようです。医療隊員優先にしてくれれば嬉しかったのですが、予算の関係もあるでしょうからしょうがないですね…。首都から遠いため、地方隊員はこういう機会を逃しやすいですね。地方でしか体験できない途上国もありますが、これから応募される方はそう言った事も鑑みて、何を優先するかきちんと考えてほしいなと思います。
262日目(3/21)
本日も朝から断水…。そしてオーナーとの待ち合わせということでしたが、もちろん時間通りに来ることもなく本日も活動を棒に振りました。赴任直後であればストレスでイライラが止まらない状態でしたが、今は「諦め」が先行しているので気持ちを切り替えて活動準備や勉強などをして家で過ごしています。
こんなオーナー、早く契約解除すればいいのに…。大人の事情でできないらしいですね。配属先とJICAにもガッカリ。
これは今日のお昼ご飯。110MT(約200円)とお手頃価格。
夜は韓国人通訳家のヴィヴィアーナから連絡があり「飲みに行こう!」っていういつものお誘い。今日平日だけど(笑) ただ、家に居ても断水で料理もできないしということで結局飲みに行きました。もちろん明日も活動があるので早めの解散でしたけどね。もとまさの配属先の隣にある病院(ケリマネ中央病院)の医師も来ていたので良い交流の時間となりました。
263日目(3/22)
3日連続、大家との待ち合わせ。昨日、一昨日はすっぽかされましたが、やっと来ました。もとまさ家はよく断水するので、その件で来たのかと思いきや、なぜか手にはテレビが…(笑) 実は去年の8月に契約を結んだ時に「支給品」として「テレビ」と記載されていたのですが、今までその約束が守られることなくなぜか今更になってテレビを持ってきたのでした。来週、契約更新・破棄の件について事務長のオノフリ、家のオーナー、JICAの調整員、もとまさで話し合いがあるので焦っているのでしょう。「今更持ってこられても遅いよ!」という感じですけどね。
少し前に、国や隊次を越えて情報共有するシステム作りの手伝いをしてほしいということで連絡を頂いていたので、2017年度1次隊、二本松訓練所の班長さんたちにその協力依頼をしていました。実は、あまり話したことのない班長さんもいるため、これを機会に仲良くなれればなと思ったり。一期一会ですからね。
264日目(3/23)
さて、家の件で相変わらず揉めているもとまさです。来週調整員が家の状態を見にやってきます。そして、事務長たちと契約の件について話し合いを行う予定です。3月19日に調整員から連絡が来ていました。
「今週ケリマネへ伺おうと思っていたのですが、3月21日(水)~25日(日)まで校長・事務長が出張で居ないようなので来週の27日(火)に伺います。」
ということだったのですが、今日は3月23日(金)なのに校長も事務長も学校にいる…。聞いてみると昨日も一昨日も学校に居たということ…。JICAと配属先はきちんとコミュニケーションが取れているのかかなり不安です…(笑)
さて、担当クラスの生徒たちに、「処方箋を正しく読み取るための課題」を課していました。先週の金曜日までを期限にしていたのに、提出してきたのは今日。しかも34人中22人しか提出しないという悩ましい状態!! まだ、彼らは若いですから、「約束を守る大切さ」というのを今度説いてやろうと思います。事務長のオノフリや家のオーナーみたいになってほしくないですからね。
活動後、郵便局から電話があったので行ってみると「WORLD GIFT」(ボランティア団体)からの支援物資が届いていました。発送日を確認すると2017年10月17日…!!船便とは言え、実に157日も到着までに時間を要したようです。前回は航空便でまず少量の支援物資を送っていただきましたが、今回は大きめの段ボールいっぱいに子供用の服やおもちゃなど送っていただきました!
中身も充実!
夜はもちろんハッピーフライデーということでいつも通り、先輩隊員の中田先輩と韓国人通訳家のヴィヴィアーニの3人で地元の飲み屋さん(行きつけw)で1週間お疲れ様会をしていました(笑) 因みに、ここのトイレめっちゃ小便臭い(笑) まー、水洗なだけいいんですけどね。
265日目(3/24)
昨日せっかく支援していただいている「WORLD GIFT」様から支援物資を頂いたので早速配りに行ってきました!!
どこに配りに行こうか少し悩みましたが、前回と同じ場所へ行ってきました。なんとなく、家の近くは嫌なので自転車タクシーを使って10分ほど移動し、その後20分ほど歩いて目的地へ。すると、以前話した子たちが僕の顔を覚えてくれていたみたいで声をかけてくれました。しかも名前や日本語の挨拶も覚えてくれており、「もとまさ~!ありがとう!」って。
前回と同じように世間話をして、一眼レフで写真を撮ってあげ、支援物資を配っていました。ただ、今回は支援物資を多めに持って行ったので大勢に配りたかったのですが、あまり一目につくとみんな集まって収集がつかなくなると思い、家の裏に移動して配り始めたのですが、モザンビーク人の嗅覚をなめていました。配り始めた瞬間(というか配り始めようとしたところ)ものすごい人数が集まってしまい、途中から取りあいが始まってしまいました。もともと、並んで待つという習慣がないモザンビーク人に対して、支援物資を並んで受け取るように言っても聞く耳持たず、「我先に」と迫って来るではありませんか。半ば恐怖を覚えましたが、ここで登場したのが、「前回支援物資を渡した数名の女性たち」です。
「もう中止中止!!」「危ないからもとまさこの支援物資一端仕舞って!」「こっちは危ないから向こうへ移動しよう!」と。テキパキ助けてくれました。
ちょっと認識が甘く、みんなに配ってあげることができなかったのは残念でしたが、支援物資が配当された人からは「ありがとう!」「この子の写真も撮ってあげて」と声を掛けて頂け、子供たちに渡したボールは一瞬で真っ黒になるほど夢中になって遊んでくれていたので物資提供自体は悪いことではないのかな…と思っています。
ただ、次回はもう少し混乱が起こらないような準備をしようと思います。特に、今回助けてくれた女性数名に協力をお願いしようかな。
でも、子供たちのいい写真が撮れて、充実。
その後、数時間だらだら一緒に過ごしていました(笑)
目の前で何かが始まったと思ったらエクステを付け始めました。しかも付け方が斬新!裁縫用の糸で編み込みしている髪に縫い始めたのです(笑) (写真撮ってもいいかな~)なんて思っていると、「もとまさ!ほら!カメラ!」と向こうから要求してきてくれました(笑)
こういう欲望に素直なところはモザンビーク人の良いところですよね。上の写真はビフォーアフター。集合写真も撮りたいと向こうから言ってもらえ、いい写真が沢山撮れました。
ただただ支援物資を渡すだけではなく、それをきっかけに交流することがすごい大事なのかなと思います。みんな日本という国に興味を持ち、日本の文化や言葉について色んな質問をしてくれます。こういうことを隊員みんなが続けていれば、そのうち「ニーハオ」と言われずに「こんにちは」と言われるかもしれません。日本を代表して派遣されている身として、これは必要な国際協力なのかなと思っています。まだまだ配り切れていない支援物資があるので、今度は少し違う地域にも顔を出してみようかなと思います。
今週のまとめ
今週は久々の支援物資配りに行ってきました。WORLD GIFTにお礼の連絡をしたところ、1月、2月分も発送済みで、3月分もすぐに発送する予定ですと連絡を貰えました。これからもっともっと、モザンビーク人に笑顔になってもらえるように活動を進めて行こうと思います。応援お願いします☆