JICA訓練11週目(6/11~6/14)


 

67日目(6/11)休日

本日は、班員と最後に安達太良山を登ろうと随分前から計画していたのですが、どうしてもしなければならないことがあり、断念しました。それは、班員14名全員へのお手紙と、修了式での代表謝辞の準備です。みんなには内緒にしたいということもあり、「体調が良くないので…」と伝えたので少し心苦しかったです。手紙・謝辞ともになんとか7割程度まで準備を進めましたが終わらず…。18時から最後に班飲みということで焼肉!お酒が入ったこともあり、ある班員との間に不穏な空気が流れましたが、日を跨がずに仲直りできたので良かった(笑) 早朝起床⇒深夜就寝の生活が続いていますが、最後までやり切れるように全力で突き進みます!

 

68日目(6/12)語学訓練、派遣合意書説明、福利厚生・共済会オリエンテーション、体力テスト②

★語学訓練

⇒今日を入れて残り2日の語学訓練。本日は英語のテクニカルクラスのような授業をしました。前回のプレゼンとは異なり、「自分自身で授業をする」というもの。任地では何かと指導や一緒に何かを進める機会があるため「人に説明をする」ということが非常に重要となります。もとまさ自身もモザンビークの大学で授業をする、講師の補助・指導、病院と大学の繋ぎ役などを担う予定です。ということで、今回はビタミンについての授業を行いました。基礎的な内容でしたが、やるとやらないでは大違い。良い経験となりました!何はともあれ語学力が他の要請内容よりも、より重要なため日々精進していきます!

★体力テスト②

⇒4月10日以来の体力テストがありました。今回は前回からどの程度伸びたか、今の自身の体力はどの程度かということを知るために行われました。毎朝のランニング、かなりの頻度で行っていたバドミントンの成果は如何ほどに!!!

 

項目 記録(4月10日) 得点 記録(6月12日) 得点
握力(右) 46kg 5 49kg 7
握力(左) 45kg 56kg
上体起こし 31回 9 38回 10
長座体前屈 44cm 6 51.8cm 8
反復横跳び 57回 9 60回 10
立ち幅跳び 239cm 8 265cm 10
20mシャトルラン 81回 9 95回 10
総合評価(計) B 46 A 55
体力年齢(計) 20~24歳 46 20~24歳 55

 

ということで、大幅に改善!!

得点は各種目10点満点、計60点満点。シャトルランなどは時間の都合で95回打ち切り。バドミントンによる左手の握力(サウスポーです)改善と早朝ランニングのお陰でシャトルランが大幅改善!体育隊員ではないので、これだけあれば十分!と、自分に甘いもとまさです。やはり、中には化け物もいて、あるバドミントン隊員は4月10日の時点で60点/60点中 という余裕っぷり。流石の体育会系隊員。隊員の多くは数値改善していました。特に、20mシャトルランに関しては全員が記録更新したと思います。一方、握力を落としている人が多かった!!多分、鉛筆しか握ってなかったからだと思います(笑) 何はともあれ、任地へ向けて体の準備も万全なようです。個人的には全記録更新が嬉しかった!

 

69日目(6/13)語学訓練、赴任前オリエンテーション、旅行会社手続き、所長講和、外務省講和、前夜祭、班ミーティング

★語学訓練

⇒最後の語学訓練でした。最後にポルトガル語で全員が授業の感想を述べました。もとまさも「この約2ヶ月間、僕は最高に幸せでした。なぜなら、みんな、そしてイウザ先生と一緒に勉強ができたからです。これからもモザンビークでポルトガル語をもっと勉強していきます。本当にありがとうございました。またいつか絶対に再会しましょう。」という内容の話をしました。とても簡単な文章ですが、事前に考えるのではなくその場で思いついたことを話せ、かつ文法の間違いもなかったようなので確実に身についてきていると思います。語学はこれからが勝負!自分に勝って、武器にしていきます!!

★前夜祭

⇒前夜祭実行委員18名で体育館の飾り付けからスライドショーの準備、訓練生の成果物展示や各イベントの企画運営を行いました。参加者の協力もあり、非常に盛り上がった最後の夜になったと思います!主体となって進めてくれた御2人と実行委員に誘っていただけたことに感謝。ここでも色んな人と交流ができました!

★班ミーティング

⇒本日最終の班ミーティングを行いました。全員から3分程度で話をしてもらう時間を作り、訓練の振返り・まとめを行いました。班担当のスタッフにも参加してもらいました。本当にやって良かった。何人かは泣きながらも必死に思いを伝えてくれました。僕自身も本来であればきちんと伝えることを用意して話をしたかったのですが、全体日直、謝辞準備、今日の昼まで班員へ手紙の用意、そして前夜祭と1秒も自由時間がなく何も出来ませんでした。それでも、僕の想いを汲んでくれた班員に感謝しています。一人ひとりへの想いは手紙へ詰め込んだのできっと伝わったと思います。これで、11班での活動は最後です。みんなありがとうね。

 

70日目(6/14)居室点検、修了式リハーサル、修了式、壮行会

昨晩、班ミーティングと全体日直の仕事を終えてからやっと謝辞の清書をする時間が得られました。結局深夜1時頃までかけて8割方終わらせました。左利きに筆ペンはしんどかった…(笑) そして朝から全体日直、部屋の片づけ、謝辞を最後まで終わらせ、パッキングもなんとか終わらせ修了式が始まるギリギリまでドタバタしていました。タイムマネジメントの課題が残るようです…(泣)

★修了式

⇒結局謝辞の清書が今朝ギリギリまでかかったため、本物の謝辞を使っての練習ができていないという非常事態。リハーサルと本番の間にあるたった5分の休憩時間に、講堂前の部屋に飛び込んで隠れて練習していました。本番前は脈が少し早くなっていましたが、本番は緊張もせず謝辞を読み上げることができたと思います。今まで、小学校から大学まで卒業式で泣くなんて考えもしませんでしたが、今回は感極まって途中言葉が詰まってしまいました。今まではそう言った感情がないからだと思っていましたが、違うということに気付きました。今までは本気で取り組んでこなかったから涙も出なかったのだと思います。この70日間、何をするにしても全力で、色んな人と助け合いながら本気で取り組んできました。だからこそ、感じられる充実感と寂しさ、達成感があって感情が溢れてきたんだと思います。この訓練を通じて、本気で取り組むことの大切さを心から感じることができました。本当に貴重な経験をさせていただきました。

★壮行会

⇒さて、修了式後に立食、ムービー上映、最後の交流時間ということで壮行会が催されました。「謝辞良かったよ!」「あれはずるいよ。泣かされた!」「感動したよ!」って色んな人に声をかけていただけ、本当にやって良かったと思いました。みんなの想いを代わりに届けられていたらこの上ない喜びです。

そして、本当に「最後」なんだということを全員が実感し、もう至る所で涙を流し、抱き合い、別れを惜しんでいました。僕も、大号泣で抱きついてくるバドミントン仲間にまた引き金を引かれ、なかなか涙が止まりませんでした…(´;ω;`)ウゥゥ2年後、絶対にみんなで再会したい。健康に帰って来ようと胸に刻んだ瞬間だったと思います。2017年度1次隊、総勢193名の方に心より感謝を伝えたいと思います。ありがとうござました。そして、2年後絶対に再会しましょう。

 

訓練のまとめ

70日という時間。これほどまでに濃く、充実した時間を過ごしたことはありませんでした。早朝から夜11時まで全力で行動し続けました。慣れない共同生活。これほどまでに詰め込まれたスケジュール。その中から+αで行った活動のすべてがもとまさの成長に繋がったと確信しています。ただ、今やっとスタート地点に立ったに過ぎないということを忘れてはなりません。この訓練生活が本当に意義のあるものだったと証明するためにも、これからの2年を全力で過ごしていきます。そして、その経験と成果を引っ提げて堂々と帰国したいと思います。夢へ~青年海外協力隊、モザンビーク派遣~序章はこれにて完結です。ここから新たな物語がスタートしていきます。乞うご期待を!!


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