青年海外協力隊に参加したいけど英語が話せないと思っているあなたへ。


英語が話せないけど青年海外協力隊に参加したいと思っているあなた。結論から言います。きちんと準備をすればできます!!ただ、時間のない中で準備をする必要がありますので、効率的な勉強法や青年海外協力隊の選考を通過するために必要なことをお伝えします。話せないからって諦めるのはもったいないです。ただ、それなりに勉強する必要はありますので、覚悟をもって読み進めて下さい。

JICAが求める英語力とは?

JICAのホームページに記載されている通り、必要な語学力はTOEIC:330点以上、英検:3級以上と設定されています。いわゆる中学生レベルが必要とされています。過去に取得した点数でも申請することが可能です。これは現在の語学力を知るためではなく、語学を学ぶ素質があるかを見極めるために必要な審査なのです。

JICAホームページに記載されている語学力審査についてはこちら→https://www.jica.go.jp/volunteer/application/seinen/language/

点数が基準に満たない、もしくは試験を受けたことがない方

試験を受けたことがない。もしくは基準に満たない場合は試験対策後、いずれかの試験を受験することが必要となります。一般に公開されている試験、もしくはJICAが開催しているTOEICの試験を受ける必要があります。もとまさはTOEICを受けたことがあったのですが、試験結果を紛失してしまっていたのでJICAが開催するTOEIC試験を受験しました。(普通のTOEICと変わりません)

どのような英語の勉強をするべきか

さて、ここからが大事になってきます。いくつかのレベルにわけて解説しますので、自分がどのあたりかということを意識しながら読んでください。英語が話せる人に関しては基本的に心配することはないと思うので割愛します。

【一般人レベル】
・中学校で学んだ受動態や現在完了、使役動詞がある程度わかっている
・中高で英語は普通に勉強していたが忘れていることが多い
・英語を話した経験がほとんどない。

このレベルの人は非常に多いのではないでしょうか。必要なのは中学英語の復習と話す練習です。薄い参考書で構いません。1冊さらっと復習できるようなテキストを購入しやってみましょう。高校レベルまで手を出す必要はありません。それは話せるようになってから徐々にやっていけばOK。英語は苦手ではなかった&普通の中学レベルだと簡単すぎるかもと思っている人におススメしたいのが「塾技63 英語」という参考書です。これはもとまさが留学をする前に使ったテキストで、少しページ数は多いですが1週間程度で終わらせることができます。簡単すぎない中学英語の復習を希望される方にはこれをおススメします。

続いて必要なのは話す練習です。日本人はなぜ英語を話せないと思いますか?それは単純明快。英語を話す練習を学校でしていないからです。留学経験者で現在英語を話す身として断言します。中学や高校で学んだ英語を理解しているのであれば日常会話ぐらいできても不思議ではありません。ではなぜ英語が話せないのか?授業中に英語を話す練習をしてこなかったからです。(大事なことなので2度言いました。)ですので、話す練習をしましょう!英語を話せる友達がいたり、Englishバーに行く勇気のある方はそれでOKです。ただ、いきなりそのような場所に乗り込むのはハードルが高いでしょう。ここでおススメしたいのがオンライン英会話です。駅前留学などと比べると非常に安く英語を話す練習をすることができる。これももとまさが留学前にやっていた勉強法です。無料体験もできますので、まずはやってみて下さい。


なぜレアジョブをおススメするのか?3つの理由があります。
1.他の英会話レッスンと比較して安いから
2.2次選考で英語の勉強をしているとアピールすることができるから
3.訓練が始まってから英会話を始めては遅すぎるから

2次面接ではアピールタイムがあります。そのときに「派遣後、英語で困らないように今から準備をしています。具体的にはレアジョブというオンライン英会話で毎日25分の英会話とその前後に予習・復習をしています。」と具体的に述べることができます。英語の点数がよくない人でも「今勉強しています」と言う事ができれば逆にアピールポイントになるでしょう。また、英語というものは他のヨーロッパの言語に近いため英語を話せる人は話せない人と比べて飛躍的に他の言語を学ぶことができます。(経験済み)ですので、英語圏に限らず語学を学ぶ上で有利となります。

また、訓練が始まってから言語を習得するというのは非常に難しいです。青年海外協力隊に参加する人の半数程度はある程度英語が話せます。そんな人たちと少しでも差を埋めるためには早めから対策をしている方がいいでしょう。でないと、せっかくの訓練で色んな人と交流する時間もなくただ勉強をするだけの70日間になってしまいます。

【英語苦手レベル】
・中学英語も理解していない
・三人称単数現在がわからない
・不規則動詞の変化を覚えていない
・現在完了形と過去完了形の違いがわからない
・be going to とwillの違いがわからない
・英語で自己紹介ができない

このレベルの人は例え一次選考、二次選考に通過したとしても訓練で死ぬ思いをします。毎夜毎夜泣きながら勉強をする羽目になります。底辺と呼ばれるクラスで劣等感にさらされながら勉強以外のイベントに参加できなくなります。(成績が悪い人は係やイベントの参加、外出などが制限されます。)

最終的に「英語を話す」必要があるのですが、英語苦手レベルの方は話す練習の前に英文法や単語の勉強をする必要があります。上で紹介した一般人レベルの人は「英文法の復習」と「英会話の練習」を同時進行しても構いません。しかし英語苦手レベルの方はまず英文法の勉強をしましょう。英語の基礎の基礎がわかっていない人がいきなり英会話の勉強をしてもほぼ伸びません。もしくは伸びるまでにメチャクチャ時間がかかります。中学英語で学ぶ文法を理解していないとどのように文章を作ればいいのかがわかりません。相手の言っていることが「文章」ではなく「単語の羅列」に聞こえます。どこまでが主語でどこから動詞なのか?基本的な時制や動詞の不規則変化がわかっていなければ会話云々のレベルではありません。そんなに分厚い参考書を買う必要はありません。2週間~1ヶ月など期限を決めてまずは英文法の復習を行いましょう。基礎的な英文法を理解したら上で紹介したレアジョブでの英会話を始めます。(もちろんDMM英会話でも何でもOK)

選考での英語力の重要性は?

選考では志望動機や経験、専門性、語学力など総合して判断されます。語学力以外が全く同じであれば最終的に語学力で判断される可能性もあります。ただ、実際に選考を通過し、訓練を受けた身としては語学力というのは「参考程度」であると感じています。一部の職種や要請を除き、高い語学力は求められていません。それよりも大事なのは青年海外協力隊に参加したい「動機」や「熱い気持ち」です。健康な体や2年間途上国でやっていけるストレス耐性の方がよほど重要な項目です。ですので、今までに言語をきちんと学んでいなかったからと言って、語学が理由で落とされる可能性は非常に低いです。(もちろん最初に紹介したJICAの基準を満たしていない場合は問答無用で不合格です。)

「英語が話せるけど健康に心配のある人」と「英語が話せないけど健康体の人」であれば後者が優先されます。これは間違いありません。ですので、英語が話せないからと言って諦めるのではなく「英語を話せるようになるチャンス」と捉え、必死に英語の勉強をしてほしいと思います。これを逃したら一生英語を話すことなく死ぬかもしれません。もとまさは英語を話せるようになってから世界が広がりました。世界中の人と意思疎通を取れることの楽しさを知ってほしいです。今はポルトガル語圏のモザンビークに住んでいますが英語で話すこともあります。世界共通語です。

英語が話せると有利です。ですが、英語が話せないから青年海外協力隊に参加できないということはありません。全く話せなかった隊員が必死に70日間勉強をしてなんとか訓練を修了したケースが沢山あります。もちろん他の人より苦労したり、泣いたり、落ち込んだりしていました。ただそう言った経験を経て、英語が話せるようになるのです。青年海外協力隊にはその環境とチャンスが用意されています。それを掴むかどうかはあなた次第。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

JICAに応募した時点でのもとまさの英語力はTOEIC470点でした。応募者の中では決して高い数字ではないと思います。ですが、その後留学で英語の勉強をし話せるようになりました。英語を学んだことによりポルトガル語の習得が他の人より早かったこともありました。同じ班には英語が全く話せないのに英語圏に配属される隊員がいました。本当に自己紹介も、挨拶も、基本的な会話も何もできない。でも、70日間苦しみながらも必死に勉強をすることで今では途上国の生徒に英語で授業をしています。こんなに変われる2年間はありません。皆さんも、英語を言い訳にして諦めないで足搔いてみませんか?

最後まで読んでいただきありがとうございました!もし参考になりましたらいいねを忘れずに!コメントもお待ちしています!ご武運を!


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