こんにちはもとまさです。
今回は、少し個人的な意見を書かせていただければと思います。
もとまさは24歳で大学を卒業した後、薬剤師となり街でよく見かける調剤薬局の薬剤師となりました。調剤薬局とは病院の前にいくつか並んでおり、処方箋をもって入っていく薬局です。ドラッグストアと呼ばれるツルハさんやマツキヨさんなんかとは異なり、日用雑貨やOTC(一般薬)をほとんど扱わず、処方箋薬という処方箋がないと薬をもらえない薬局に4年間いました。
薬剤師と言えば、世間的にはお利口さんで高給取りなイメージではないでしょうか?そして、それはその通りだと思います。
皆さん、
医者ってどんなイメージですか?
看護師ってどんなイメージですか?
薬剤師ってどんなイメージですか?
チーム医療と言われて久しい今日ですが、薬剤師がどれほど医療に貢献できているのか疑問に思ったことはありませんか?
僕は調剤薬局で働いて、色んな患者さんの相談に乗りました。医師のミスを見つけて疑義照会(病院へ問い合わせ)をしたことも沢山あります。医師から処方の相談をされて処方提案をしたことももちろんあります。緊急の患者さんの家まで薬を届けたことや看護師に薬の使用法について指導したこともあります。
でも、これって「僕でないとできないことなのかな?」
「薬が1日分少ない」「事務員の言葉遣いが悪い」「待ち時間が長い」
こんなクレーム処理をするために働いているのかな?
「医師の接待」「MRとの雑談」「患者でなく利益を考える会議」
こんなことをするために医療従事者になったのかな?
日々の中に色んな疑問が湧いてきて、でも同期がその色に疑問を抱かずに染まっていくのを見て「自分も明日にはそうなってしまうのかな?」と思うと、どんどん怖くなっていった。
「ルーティン業務をこなすために生きてるの?」
「何のために生きてるの?」
「どうせ死ぬなら思いっきり生きろよ」
「毎日不満を垂れてこれから40年仕事を続ける気?」
そんなとき、国境なき医師団のことを思い出した。
戦地や貧困地域での活動は自分の命を懸けて患者を救うという言葉通りの「一生懸命」だと思う。そんな危険を顧みずに世界中から集まる医療従事者はある意味狂人の類だと思う。でも、それほどに誰かのために一生懸命になれる人と一緒に働けたら「生きている」心地がすると思った。
日本で、80歳や90歳のおばあさんの相談という名の雑談に乗って「ありがとう」と言われるのと、戦地で今にも死にそうな患者を設備の整っていない場で全員が100%の力を出し切って救った命からもらう「ありがとう」と、どちらが嬉しいだろうか。
日本の老人を愚弄する気はないし、日本の医療従事者がダメだと言いたいわけではない。ただ、自分自身の価値観は日本ではなく、本当に困っている医療を受ける機会すらない人たちを救いたいということだと気付いた。
僕は中二病みたいに、国境なき医師団やその類の活動をしている団体に対して「憧れているだけ」の部分があるだろう。僕の「憧れ」がそういった団体を美化しているだけなのかもしれない。薬剤師が戦地に行っても実際に患者を治療するわけではないし、どれほど貢献できるのかもわからない。でも、何もせずに日本にいるのはどうしても我慢ならなかった。
だから、国境なき医師団に加入するために英語を学びにカナダに来たし、発展途上国での経験を積むために青年海外協力隊に参加した。
今思えば、医師の方が性分に合っていると思う。
ただ、当時はそういった考えに至らず、自分の学力で行けそうな薬学部を安易に選んでしまった。その結果、6年という歳月を費やして薬剤師になり、そこから4年間を調剤薬局で過ごすことになった。
今から医学部に行くという選択肢もあるだろう。
その選択肢の方が自分自身に正直なのかな?と考えたこともある。
医師と薬剤師を医療の貢献度で比べると結果は明らかだと思う。
ただ、そんな状況の中で
「医師から必要とされる薬剤師」になることができたら面白いのではないか?
「僕がいたから救えた命」がもしあれば、、、
だから、僕は薬剤師として生きていくことに決めた。
日本の病院でも救急患者が搬送されてきて、薬剤師としてチーム医療に携わることも可能だろう。「医師から必要とされる薬剤師」というのも達成可能だろう。
でも、何かが違う。
多分、この満たされた社会で生きていたら
「生きている」
という感覚が得られないんじゃないか。
少し話は変わるが、みなさんに問いたい。
「なんで生きているんですか?」
「毎日辛いことがあるのになぜ生きないといけないんですか?」
僕は未だに答えが見つけられない。
そして、時折考える。
「なんでだろう?」
その答えは日本ではなく、もっと違う場所にあるんではないか。
なんの証拠も論理性も説得性もない感情に突き動かされて…
話は脱線しているけど、もう少しこのまま脱線し続けてみよう。
もう一つみなさんに聞きたい。
「どのように死にたいですか?」
どのようにというのは老衰とか癌とか肺炎とかそういう事ではなく、どのような状況、心境で死にたいか?ということ。
僕は2つ選択肢がある。
1つは「誰かを助けるため」に死ぬ
もう1つは「この人生は誰よりも幸せだったな」と思って死ぬ
そのどちらかを達成するために「危険な場所で命がけで一生懸命働く」という選択肢を選ぼうとしているのかもしれない。
少し無理矢理にはなるが、これが日本ではなく海外で薬剤師として活動しようと思った理由である。
かなり、支離滅裂。中二病的なイタイ文章だが自分のブログなので問題ないだろうと信じている。後で読み返して耐えきれなかったら削除しよう…(笑)
最後まで読んでくださった読者がいればそれは有難い。