モザンビーク1週目(7/3~7/8)


1日目(7/3) 日本→モザンビーク移動

ついにモザンビークへ飛び立ちます!3時間前に成田空港へ集合し、スーツケースをビニールでぐるぐる巻きに、搭乗手続き、見送りに来てくれた家族や友達、JICA同期生と別れを惜しみ、いざ出発!手荷物検査の直前まではJICAや航空会社の方が付き添いで来てくれますが、その後は隊員のみで移動します。今回はナミビア、ジンバブエ、ボツワナへ派遣される隊員とヨハネスブルク(南アフリカ)まで一緒ということでとても心強かったです。飛行行程は下記の通り。

都市 出発 到着 所要時間
東京→香港 7月3日18:35 7月3日22:15 4時間40分
乗換え 1時間40分
香港→ヨハネスブルグ 7月3日23:55 7月4日7:05 13時間10分
乗換え 2時間40分
ヨハネスブルグ→マプト 7月4日9:45 7月4日10:45 1時間00分

 

ということで、成田→マプトへの移動は23時間10分でした。もちろんその前後の移動を入れると軽く24時間を超える大移動でした。それほど広い席ではなく、特に香港→ヨハネスブルグの13時間フライトで隣の中国人がうるさかったのが辛かった…( ノД`) ともあれ、多少飛行機が遅れたりはしましたが、無事アフリカの地へ降り立つことができ、一安心したところです。

 

2日目(7/4) 

到着後はドミトリー、JICA事務所へ。在留届・ID申請・緊急連絡先届の書類作成を含むオリエンテーションの後、先輩隊員がドミトリーの使用方法や近くのスーパーマーケットなどを案内してくれました。夜は先輩隊員、調整員の方も一緒にJICA事務所の近くで夕食を取り、美味しいエビやビールを堪能していました。モザンビークのビールはすっきりと飲みやすい!これから2年頑張れそうです()

とりあえず、移動24時間後すぐにオリエンテーションがあったため、今日は早めに寝て体調を整えたいと思います。

 

3日目(7/5)

本日はJICA事務所の職員、所長、大使館への挨拶がメインイベント。なんとなく時差ぼけのような感じがするものの、比較的体調は良い。午前中は安全対策について現地スタッフとモザンビークの警察幹部から案内がありました。マプト(モザンビーク首都)周辺やJICA事務所周辺の犯罪被害歴について地図を用いて紹介がありましたが、地図が真っ赤…。全域危険地帯のようです…() 2015年のJICA関係者被害率は全国ワースト1位ということで、注意が必要なようです…。ある隊員の家に強盗が来て、首を絞め気を失った隙にPC等が盗られる、道端で囲まれ刃物を突き付けられお金を取られるなどの被害が頻発しているため団体行動、行動パターンを読まれない、不用意に貴重品を持たない・持っていると思われないことが必要だそうです。

様々な方からモザンビークの歴史や治安、経済状況、地理等について説明があり、多くの事を学ばせていただいています。社会人になって、これほど人に何かを教えて頂けるという機会もないためとても感謝しています。この機会に大きく成長していきます。

因みに、今日の朝ごはんは近くの屋台で売っていたフランスパンにチョリソーや卵、生野菜を挟んだもの。屋台での「生野菜」は食べないようにと何度も訓練中に注意されましたが、うっかり注文してしまい食べる羽目に…。味は良かったです!下痢にならないか不安だけど…() Subwayで買えば500円はしそうなサンドイッチが40MT(約64円)程度。モザンビークでは決して安いものではないと思いますが、美味しかったしお腹も膨れました。

 

4日目(7/6)

午前中はJICAから生活費を受取り、携帯が支給され、個人面談、現地調査等の説明があった。訓練後に食料調達のためにスーパーがどこにあるのか本屋で聞いたところ親切な店員が暇そうな(?)知り合いを見つけて案内をさせてくれた。JICAから注意するように何度も言われている細い路地に入っての買い物。男3人でドキドキしながらも、現地の人がいるから大丈夫と信じながら付いて行く。マプト市内って意外と栄えているなと思っていたものの、その路地の奥には「THEアフリカ」な市場が広がっていた。今日の昼までずっと外食をしていたが、ついに冷凍の肉と野菜を調達。ということで、夜は自炊をしました。男性隊員2名による男飯。みんな「美味しい!」と言いながら食べてくれたので作った甲斐があったというもの。因みに案内をしてくれた男性から「俺のプライベートの時間に案内したんだから…(金をくれ)」というようなことを言われ20MT(約32円)渡したところ喜んでいたので、良かったです。やはり現地の人がいると安全な部分もあるので、ある程度はお金で安全を買う必要もあるようです。しかし、未だ物価や金銭感覚がわからないため、いくら渡せばよかったのか…?と。

 

5日目(7/7)

今日は健康管理オリエンテーションと腸チフスの予防接種。二本松訓練所でも感染症についての講義はありましたが、復習も兼ねて下痢やマラリア、デング熱、住血吸虫、サルモネラ菌等々について説明をしていただけました。午後はマプト1(モザンビーク1)大きい病院へ行き、腸チフスの予防接種を行いました。また、マラリアの診断キットを使用するデモンストレーションもあり、指に針を刺してマラリアに感染していないか確認しました。日本の血糖値の検査などのように針が自動で出て引っ込むスタイルではなく、シンプルに「針を刺す」ため、ふつうに痛かったです。みんなかなりビビッてなかなか血が出ないという…(笑)

夜はモザンビーク隊8名揃ってポルトガル料理屋さんへ行きましたが、観光客価格で一人750MT(約1200円)ほどの支払い。適応能力の高い8名は現地価格に慣れたため朝食のSubway似のサンドイッチが19人分も食えるじゃないか…と、軽い罪悪感に苛まれていました。明日からは節約しよう!

 

6日目(7/8)

今日は初めての休日ということで朝から先輩隊員の案内で観光客用のお土産屋さんへ。カプラナはもちろん、置物や飾り、生地に絵を描いたもの(下の画像)など伝統的なモザンビーク用品が売っていました。最初は全く買う気がなかったのに、かなり強いアプローチに負け、また値引きもあり伝統的な(?)絵が描かれた生地を買うことにしました(この記事1番上のキリンの画像)。1700MT(約2720円)⇒1200MT(約1920円)と現地では大幅値引き。ただ、どの程度の原価、利益かは全く想像つきませんでしたが、他のお店よりも各段に安かったので買うことに。かなり綺麗で日に当たるとより良さが見られるので買って良かった。ただ、帰国直前に買おうと思っていたのに、来てすぐ…()

お昼は近くを散策して大きなスーパーマーケットで自炊用の野菜やケチャップ等々購入。節約しようと思っていたのに気が付いたらビールとワインを購入していました。エンゲル係数が悪化してもお酒は欠かせないようです。本能が欲しています(笑)

夜は先輩隊員に連れられ、初めてのシャパ(バス)を経験。その後中華レストランで夕食を取りました。因みにシャパ代は距離に関わらず1回7MT(約11円)ということ。これから毎日利用することとなりそうです。ただ、スリやら事故には注意が必要とのことです!!

今週のまとめ

今週はついにモザンビークの地へ降り立ち、少しずつ現地でどのように生活するかを学びました。語学訓練は来週の火曜日からということでここから本気でポルトガル語1級取得、現地に溶け込んだ活動、将来のステップアップに繋がる時間を過ごしていきたいと思います。何はともあれ、ビールがコカ・コーラと同じ値段で手に入るのが素晴らしい国だなと感じています(笑) Bom fin de semana!


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