モザンビーク16週目(10/15~10/21)


105日目(10/15) 休日

以前からご紹介している隊員向けのアンケートがそろそろ締切を迎えるためリマインドをしたり、日本の友達と連絡を取りながら過ごしていました。最近のアフリカ南部ニュースとしては、マラウイというモザンビークの隣にある国での吸血鬼騒動!!16世紀のヨーロッパかよ?!とツッコみたくなるところですが本人たちは至って真面目。既に7名ほど死者が出ており、アメリカのピースコー(JICAのようなもの)や国連職員も避難済み。ついにJICAも避難⇒任地変更と慌ただしくなっているようで、同期隊員も数名その影響を受けているようです。また、モザンビーク近くのマダガスカル諸島ではペストの流行により隊員の活動自粛、渡航禁止などこちらも穏やかではありません。モザンビークでも大都市の市長が殺されたりと穏やかなケリマネとは大きな違いです。今週半ばからマプトへ行くため少し気を引き締めていきます。

 

106日目~108日目(10/16~10/18) 活動自粛(副作用による体調不良)

この3日間、活動をすることができませんでした。理由はメフロキンの副作用による睡眠障害…。お酒を飲まず、昼寝をせず、規則正しい生活をし、医療従事者として睡眠環境を整えたつもりだったのですが、入眠困難で寝れず。22時にベッドに入って、眠りにつくのが朝4時、6時、7時と日々悪化。睡眠時間も3時間程度と体は疲れているのに眠れない始末。そんなこんなで、生徒や薬学部長に心配されながら家で過ごしていました。

他の隊員も、軽度の睡眠障害や悪夢などの副作用と戦っているようです。マラリアによる命の危険を考えて多少の副作用は我慢するつもりでしたが、活動が全くできていないので、薬の変更を考えた方が良いかもしれません。

18日には同僚の中田さんも心配してくれ、お昼ご飯を一緒に食べようと気を遣ってくれました。睡眠障害から肌も荒れ、顔がかなりひどい状態になっていたので驚いていましたが。以前、顔中にヘルペスができて人の顔からほど遠い状態になったことがあるので早めに対策します。

 

109日目(10/19) マプトへ移動

14時15分発の便でマプトへ移動する予定だったのですが、盛大に遅延。23時15分ケリマネ発⇒25時00分マプト着へ変更。なぜこれほど遅れられるのか不明ですが、まぁそーゆーものなんでしょう。お陰様でゆっくりと準備できましたけどね。家中の鍵を閉め、貴重品を隠し、殺虫剤を撒きまくって外出。

空港へ到着してみると列があったので、並んでみました。しかし、列に並ばずに我先にと押し寄せるモザンビーク人。そしてきちんと並んでいる白人やアジア人。人種差別をするつもりはありませんが、それが現実だったのだから仕方がない。もちろん並んでいるモザンビーク人もいましたが、順番を抜かす白人やアジア人は見当たりませんでした。教育って大事だな~と感じた出来事です。

そしてもう一つ、「アフリカ」なのかわかりませんが、空港職員の窃盗を防ぐためにキャリーケースをラップでぐるぐる巻きにして荷物を預けるのが常識だということ。「空港職員の窃盗を防ぐために空港で働く人に金を払ってラップを巻く」 なんかあほらしいなと思います。僕は巻かずに鍵を閉めて終わりにしましたけどね。こういうところは、「文化」とか「郷に入りては…」ではなく、きちんとしてほしいところです。

 

結局滞在先のドミトリー(隊員寮)へ到着したのは26時前だったと思います。ただ、同期隊員3名が待っていてくれたのか(ただ夜更かししていたのか知りませんが)起きていたので8月ぶりの再会を喜んで少し話して寝ました。

 

110日目(10/20) マプト観光&新歓準備

マプトに来ればよくなるかと思った睡眠障害、エスカレートし続け一睡もできず…。結局今日の夕方に30分の仮眠を取っただけでそれを除けば40時間以上寝ずに過ごしていたことになります。しかし、テンションが上がってアドレナリンが分泌されているのか、意外と元気でした。同期隊員が働いているMercado Peixe(魚市場)でモザンビーク唯一の日本人オーナーの日本食レストランへ行ってきました!!美味かった。その後明日に控えた(このためにマプトに来た)新隊員の歓迎会準備。モザンビークでは新隊員をその前の隊次が幹事となって祝うのが恒例のようです。本来であれば飛行機組は自費なので参加の義務はないのですが、訓練所で最終試験に受からず来れなかった元同期が今隊次で来れることになったので元同期全員集合するために遥々集合した次第です。
⇒JICA訓練10週目参照 一瞬紹介しています

因みに今朝、その隊員と寮で再会したのですが、全員と抱き合い再会を喜んでいました。一番仲の良かった子は目に涙を浮かべ、本当に感動の再会。来て良かった!

夜は小島さんという、モザンビークの専門家の御宅で餃子パーティー。モザンビークに餃子の皮なんてない。ということで皮から作っていました。流石アフリカで生活する人たち。なんでも作ります(笑) 日本から持ってきた蕎麦も御馳走になったりと幸せの一言に尽きます!

 

111日目(10/21) ホームステイマザーと再会、2017年度2次隊歓迎会

今日は比較的寝れました。やはり週末になると薬が切れてきて副作用もましになって来るのかな。さてさて、マプトで語学訓練を受けていたときのホームステイマザーへ会いに行ってきました!いつも仲良し2組で飲んだりご飯を食べたりしていたので、その同期も一緒に行ったのですが、同期のホームステイマザーは葬式と重なってしまったみたいで一瞬会っただけでバイバイ…もとまさも楽しみにしていたので少し残念。もとまさのホームステイマザーが昼ご飯を用意してくれ、お酒を飲みながら各々の活動や、生活などの近況報告をしていました。ゆっくり話したかったところですが、新隊員の歓迎会準備を進める必要があったので早めに解散。「もう帰るの?」というような目で見てくるイルダ、可愛かったです(笑)

19時から歓迎会スタート。新隊員はもちろん首都隊員、調整員、所長、語学講師のアナベラなどいつも会えない人と沢山話せてとても充実。担当の調整員とお互いに熱くなりすぎて口喧嘩してましたけど(笑) 飲み会なのに半分ぐらい真面目な話をしていた気がします。上司とか関係なく遠慮なく歯向かう。悪い癖直さないとなw

 

今週のまとめ

今週は不眠症に悩まされた1週間となりました。なんとかまだ気力と体力で乗り越えていますが、早く対応しないと…と言う感じです。

3か月前に再会を誓った同期とモザンビークで約束を果たし、しかも任地がバラバラの元同期達が全員参加するという異例の事態。先輩隊員全員が「すごいね。」と口を揃えていました。来週は活動をお休みして1週間リフレッシュする予定なのでしっかり体調を整えていきたいと思います! Bom fim de semana!(良い週末を!)


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