モザンビーク20週目(11/12~11/18)


上の写真は僕の家。モザンビークの中では立派なコンクリート製!

133日目(11/12)初教会へ

昨日の夜、派遣先の生徒から「明日一緒に教会行きませんか?」とお誘いがありました。担当クラスで唯一英語が話せる子で、いつも通訳をしてくれたり、英語&ポルトガル語mixで話すので仲がよく、「いつか一緒に教会行きましょうね。」(プロポーズ?(笑))と言っていたのを覚えていたようです。ということで9時から市内の教会へ。Cerebration があるということを聞いていたのですが、とりあえず歌う、歌う、歌う。その後誕生日を祝ったり、説教(?)があったり、して最後はまた歌って終了。400人ぐらいいたかな?完全に満席でした。モザンビーク人以外もたくさんいたし、英語で話してくる人たくさんいるし、やたら歓迎されるし、観光以外で教会に行くのも初めてで貴重な体験ができました。連れて行ってくれたDelivioはその教会でリーダーの役職についているようで、お陰様で運営している人たちからもやたらと挨拶をされててんやわんやでした(笑)

まあ、月に1回ぐらいなら行ってもいいかな。もとまさ特に宗教を信仰したりしていないのでCerebration中は「宗教っぽくて」ちょっと怖かったです。2時間15分という思ったより長時間拘束され、家に帰ったら体力なくなってました。結局早起きしたのにあまり何もせず、勉強して寝てしまいました。

 

134日目(11/13)職員会議

テスト週間ということで今日からかと思いきや明日からでした。で、薬学部の講師が午前中やたらと働いている。やたらとExcelで表を作って、「もとまさ!ここどうやるの?」「もっと大きく印刷したいんだけどどうしたらいいの?!」とやる気に満ち溢れている。僕もポルトガル語で書かれたExcelを解読しながら必死に応える。

昼過ぎからやたらと薬学部の講師室に人が集まり、一層焦りだす薬学部の講師陣。今日は定期試験前の職員会議で小テストや出席日数etc. 生徒のことについて話す会議だったようです。

(だから珍しくテキパキと働いていたのか。もっと早くやっとけよ…)とツッコみたくなったのはいつものこと。
結局会議中もダメ出しをされては修正。そのたびに「助けて…」という目配せをしてくる講師陣。まー、僕の存在が少しでも彼らの役に立っているならいいんだけどさ…(笑)

で、1人退学確定、1人は水曜日までに欠席の証明書が得られなければ留年となってしまうということでした。退学が確定した子は仲良くしていた子の1人だったのでショック…。でも、もとまさが来る前からずっと欠席日数が多くて、積み重なっての退学処分だったため何も出来ず…。しょうがないけど寂しいなぁ…。

 

135日目(11/14)子供への支援

今日からテスト期間。テスト監督頑張るぞ!と、思って出勤すると、なんかゆったりとした空気が流れている講師室。実は、昨日の会議で「テストは木曜日からに変更」と言っていたようなのですが、理解できていなかったもとまさ。とはいえ、そんな簡単にテスト期間が変更になるって、やっぱ日本とは違うなと思いました。

急にテスト期間変更ということは、もちろん生徒もおらず、授業もなく、やることなく…。僕だけでなく他の講師も同じ様子。ということで、前から紹介している同期を対象にしたアンケートの分析をまとめていました。結構完成に近づいてきたのであと少し。完成したらブログでも少し紹介したいなと思います。

さて、今日は子供への支援をするために2つのことを(準備)しました。
1. 家の近くの市場でフレンドリーにいつも話しかけてくれるBenny(日本の味の素)を売ってる少年にあるものを渡すことにしました。それは、支援物資の一部。これは、あげるのではなく、売ってもらおうと思っています。そもそも、子供たち。「売るもの」が無いんです。以前そんな悩みを告げられて、どうにかできないかと思っていました。支援物資は大きなものから細かいものまで沢山あり、誰にどうやって渡すか悩むものもあります。それを、もし売ってくれたら、彼の学費にもなるし、欲しい人の手に渡れば一石二鳥。そして、その売り上げは全額ではなく6割~7割は彼のもの、残りは僕に渡してもらうように交渉しようと思っています。(今日は売る気があるか確認しただけ) その渡してもらったお金を使って次のことをしようと思っています。
2. 売るものすらなく、物乞いをしている子供たちを助けたい。ということで、いつもスーパーへ行くと「amigo(友達)、pão(パン)」と話しかけてくる子供を捕まえて、「次、俺を見かけたらamigoじゃなくてmotomasaと呼べ。そしたらパンやる」と言っておきました。「お金を渡すのは本当の支援じゃない」と書いたことがあるし、その意見は変わってないのですが、放っておくのも絶対に違う…。悩んだ末に、「じゃあ、お金をあげるだけじゃなくて、ついでに算数とかも教えて最低限働ける力をつけさせればいいんだ。」という結論に至りました。これまでは、避けてきたけど、これからはガッツリ関わっていこうかなと思います。最初はまず、「名前を覚えてもらう」。その後、「計算問題が解けたらパンをあげる」というように、誘導していこうと思います。そして、この子たちにあげるパンは支援物資を売ったお金でやりくりしようかなと思います。まー、おそらく自腹も切ることになると思いますけど(笑)

という準備をした一日でした。
彼らを僕に依存させるのではなく、僕を利用して生き抜いていく力を付けられるような関係で関わっていきたいなと思っています。さ、1年7ヶ月半。温泉のことを考えれば長いけど、彼らを育てるには短いぞ!ということで色んなことにどんどんチャレンジしていきます!

 

136日目(11/15)

さて、担当クラスは明日から試験ですが、他のクラスでテストがあったので試験監督してきました。さてさて、恒例のカンニングが目の前で…行われそうになったので前回のように何も言わず見守っているだけでなく、きちんと行動してきました。日本だと、一発退場なイメージですが、とりあえず空いている他のカンニングがし辛い席へ移動させました。日本だとそんなことをすれば周りの生徒がざわざわすると思うのですが、それは無かったです…(笑)慣れてるのかな?

その後は昨日と同様に空き時間があったので、Excelを教えたり、アンケート分析を進めていました。明日ぐらいにスーパーと市場に行って、子供たちにアプローチしてこようかな~。

 

137日目(11/16)テスト監督

今日は担当クラスの試験監督をしてきました。カンニングあるかな~?と心配しながら教室へ行くと、もう1人の講師が突如席替えを実施(笑) 心の中で(ナイス!カスティアーノ!)と、思っていました。しかも、いつもカンニングをしている生徒ばかり。流石に、気付いてたみたいですね。

で、そこまでは良かったのですが、テスト後にその講師が採点を始めます。僕の目の前で採点をしていたので、「念のため…」と思って、点数を再確認してみると15人中10人は採点ミス、計算間違いで間違った点数をつけられていました。因みに、昨日は隣で薬学部長、オリベイラのチェックをすると15人中5人ぐらいの割合で間違い発見…。講師陣の計算力、再確認の習慣がないという危機的状況です…。しかも、その間違いを「気にしていない」というのが最も危険。どうやったら意識を変えさせられるのか…アイディア皆無です。

帰宅後、子供たちがいるかと思ってスーパーへ二度足を運びましたが会えず。また、進捗があれば報告しますね。

 

138日目(11/17)

昨日は42℃を記録する猛暑日。気象庁によると2017年、日本の最高気温は島根県益田市で記録した39.3℃、ここ100年での最高気温は高知県の江川崎で記録した41℃ということで、日本ではできない経験をしてきたわけですが、そんな日に限って断水…(笑)  息をすると暑い、風が吹いても熱風、舌で歯を触ったら暖かい…(笑) で、今日の午後になってやっと復旧。水も36L追加で買い足しました。モザンビークの中ではケリマネも暑い方だと聞いていますが、他の地域では45℃、46℃を記録することもあるのだとか…。これから夏本番…。(恐怖)

で、学校にいるときに乾涸びそうになっていてジュースでも飲みたいと思い購買(らしきところ)へ行ったのですが、学校の事務員さんたちが水を買うお金もなく乾涸びていました。そんな人たちの前で「ジュースください」なんて口が裂けても言えるはずがなく、結局朝から夕方まで事務員さんと同じように何も飲まずに過ごしていました。(死ぬかと思った…)
天気予報を見る限り、当分は40℃越はなさそうなので生き長らえそうです。

 

139日目(11/18)餃子パーティー

起床後、アンケート分析やポルトガル語の勉強、涙活などをして過ごし、夕方買い物に出かけたところ偶然他の協力隊員と会いました。そして「これから餃子パーティーしない?」とのこと(笑) ということで、急遽餃子パーティーが始まりました。もちろん皮なんかないので皮から作ります。とか言いながら、もとまさは何もせずに先輩隊員2人と同僚のモザンビーク人1人に任せて高みの見物をしていました。が、結局「もとまさ!野菜炒め作って!」ということできちんとお手伝いしてきました。

宴が始まったのは21時頃。終わったのが翌4時頃だったと思います(笑) 日本人にはよくある話ですが、モザンビーク人は「ごめん。もう目が開かない。寝るね。」と25時頃寝室へ。いつもは21時就寝だそうで、よく付き合ってくれました(笑)

 

今週のまとめ

モザンビークへ来て4ヶ月半が経過しましたが、初教会、初42℃、子供たちへの新たな支援など、まだまだ新しい経験を積むことができています。毎日勉強もしています。でも、ちょっとマンネリ化している事は否めない。語学能力試験などのイベントを設けて自分自身にやる気を起こさせるよう仕向けないといけないな…と。1年365日、ずっと100%のやる気と元気で活動はできないと思うけど、ちょっとダレたり、怠けたときにいかに早く戻せるか。今年の目標である「自律」を意識して過ごさねばです。
そうそう、嬉しいことに「毎日頑張るサークル」の会員が1名増えました。やる気のある人に触れて、やる気に感染していきたいなと思います(笑) ではまた来週!


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