ホームステイファミリーを期待しすぎてはいけない理由を経験者が指南~利点と欠点~


さて、ホームステイファミリーと言えば何を思い浮かべますか?

あなたの理想のホームステイファミリーとは?

豪華な家に叔父様と叔母様、もしかしたらお洒落な犬か猫がいるかも。

若しくはまだ若いご夫妻に小さい子供がいて、たまに喧嘩はするけど仲良く庭で遊んでたりして。

晩御飯を一緒に食べ、たまの週末には一緒にお出かけ。

学校の宿題を手伝ってもらったり映画を一緒に見ながら英語を教えてもらえたりして。

夏ならBBQをするかもしれないし、秋にはハロウィンパーティー🎃、冬ならクリスマスと年末年始のパーティー。

家族の一員として迎えてもらうのでその分役割が与えられて、掃除か、洗濯か子供の相手をするかもしれない。

そんなことを通じて家族の一員として心の距離が縮まり、家を離れる前日には皆にフェアウェルパーティーを開いてもらって楽しい夜を過ごす。

帰国後も年に1回ぐらい近況報告のお手紙を送り合うなんてできたら最高だと思いませんか?

最高ですよね?

これが、現実なら。

カナダへ飛ぶ2週間ほど前にホームステイファミリーが決まったと連絡が来ました。

「まだ若いご夫妻で35歳、12歳と1歳の男の子がいます。キレイな英語を話されるフィリピン人のご家庭です。」

もとまさも最初に述べた輝かしいホームステイ生活を妄想していました。3ヶ月トロントでホームステイファミリーと過ごす予定をしていましたが「この家族が良ければ延長してもいいな」なんて思っていたのも懐かしいです。

まず、最初の妄想と同じ部分なんか1文しかありませんでした。「若いご夫妻に何とかかんとか…」だけ。

もとまさが経験したホームステイファミリーとは?

まず、何が違ったか?

ホームステイファミリーと言えば

「同じ生活空間でお互いに協力して生活をする」

「家族として参加させていただいて生活をする」

ことだと思っていました。

しかし、ご飯を食べる時間や場所、メニューなど全てが別。家族と映画を見ることもなければ外出することもなく、逆に何か家事を任されることすらありませんでした。

たまに隣人を招いたパーティーが催されても留学生には関係がなくただいつもより豪華な晩御飯のおこぼれを貰えるだけ。

そもそも、最初に対面したときも形だけの自己紹介。子供に至っては自己紹介をしても無視をされる始末。親からの紹介なんてものはなかった。

トロントの1軒家はベースメントと呼ばれる半地下と1階(+2階、3階)などの形が一般的。

フィリピーナとの共同生活は家族が半地下で基本的に生活をしており、留学生は1階のみの使用を許可された。

要するに、フィリピーナの家にいるのに基本的に家族と会話することがない。というか出会いすらしない。

さらに、フィリピン人はもちろん英語を話すのだが、タガログ語を生活では使用している。ということで、例に漏れず彼らも家の中ではタガログ語で会話をしていた。

せっかく英語の勉強をしに来ているのにもはや「盗んで学ぶ」ことすら許されない状況…。

妄想が膨らんで期待していた分、この現実はかなり堪えましたね。

持って行ってたお土産を結局渡さなかったぐらいに(笑)

ホームステイで良かったことは?

もちろん良かったことが無いとは言いません。

まず、最初から一人暮らしすることと比較すると断然「安心感」が違います。

一人暮らしよりは少し費用がかかるとは言え、基本的に掃除や洗濯、洗い物から食事の用意までしてもらえるのでかなりメリットがあると言えます。スーパーやショッピングモールの場所を聞けば教えてもらえますし、バスの乗り方やらなんやら生活で必要な知識を得る絶好の機会です。

が、今必死に考えましたが、これ以上思いつかなかった…( ノД`)シクシク…

友達の悲惨な例…

仲の良い日本人のパターンですが、

彼の家もカナダ人ではなくどこかの国の人。

20歳前後の子供が2人いたそうなのですが、毎日喧嘩が絶えないと。

夜中になっても怒鳴り声が聞こえるし睡眠が取れない。

しかも、食卓の味が彼に合わない。僕も食べさせてもらったけど、とれもじゃないけど毎食あんなもの食わされたら…( ^ω^)死ぬ。

僕のホームステイファミリーで出される食事は比較的日本人受けする味でそれほど食えないものはなかった。彼に食わせてみたところ心底羨ましそうに「美味しいね」と言っていたのを思い出す(笑)

彼の場合は、奥様はとても良い人だったらしく、家を出て一人暮らしをしたあとも何度か会いに行っているようだった。

ホームステイについてまとめと考察

要するにだ、あまり期待しすぎないで欲しいということである。

もちろん最初に書いた通り、理想のホームステイファミリーと出会い一生のお付き合いができる貴重な出会いとなる可能性もあるだろう。僕の経験ほどひどくないかもしれないし、もっとひどいかもしれない。

なぜこうなってしまったのか少し考察してみた。

まず、彼らも生活をするための貴重な収入源としてビジネスで行っている

ということである。

もちろんリタイアした後に趣味として留学生を受け入れている例もなくはないだろうが、周りの留学生に聞く限りでは少数派であると思う。少なくともトロントでは。

さらに、多くの留学生は1~3ヶ月程度で去っていく。ということは毎回留学生をどっかに連れていくにはお金がかかるし、すぐに去っていくのにそんなことを毎回してられないということである。

留学生から見ると「唯一のホストファミリー」だが、ホストファミリーから見ると「多くの留学生の一人」に過ぎないのだ。

また、もとまさを無視した子供の例からしても

毎年数人の留学生がやってきて(しかも英語が話せない奴ばっかり(笑))

多感な時期に好きでもない奴らと共同生活を強いられる。親が決定したことで断ることもできずという状況。

そう言われれば無視したくなる気持ちもわからんではない。毎年数人の留学生が代わる代わるやって来て興味本位で話しかけられたら愛想を振りまくのもやめたくなるよね…(´;ω;`)ウゥゥ

これらは留学斡旋会社のパンフレットが過大広告しており、それを鵜呑みにする我々がいるから起こりうるのだと思う。もちろんその実例は真実かもしれないが、そういったものばかりを見ているとそれしか見えなくなって来る一種の洗脳効果のような…

と、ちょっと言い過ぎたが

パンフレットには基本的に「成功例」だけが載っているということを忘れないようにすることが大事だと思われる。あまり過度な期待はせず、もし「理想的なホームステイファミリーに近ければラッキー」ぐらいの軽い気持ちで考えていた方が落胆も少なくて済むと思われる。

因みに、渡しそびれたホームステイファミリーへのお土産は後日、お世話になった学校の先生に日本からのお土産ということで渡せたので有効活用しましたよ(笑)

みなさんの留学生活がより良いものになることを祈っている。できれば最高のホームステイファミリーに出会えることを…


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