245日目(3/4)
今日は2017年度2次隊、マラウイ派遣のコミュニティ開発隊員から連絡があり、「隊次、派遣国を越えてお互いに情報共有するシステムを構築しているのですが、2017年度1次隊の代表として協力をお願いできませんか?」と連絡がありました。同期のマラウイ隊員が僕を推してくれたようです。実は最近アンケートの分析をさぼってあまり進んでないし、引越しやら、活動の準備、旅行の準備、会社の報告書などすることは山ほどあるのですが、頼まれたことは基本受ける主義ということで「わかりました!僕で良ければ是非!」と回答していました(笑)
二本松訓練の最後のように忙しい日常がやってきそうです。
こういう新しい出会いは大歓迎ですけどね。
昼~夕方は明日の薬剤治療学で話すアトロピンについてポルトガル語で説明できるように準備をしていましたが、専門用語が多すぎて半発狂(笑)
そもそも「日本語⇒ポルトガル語」で検索しても出てこないので、「日本語⇒英語⇒ポルトガル語」という段階を踏まねばなりません。しかし、英語で「前立腺肥大症」「緑内障」という単語を知っているわけでもないので、かなり時間がかかる…。あと1年4ヶ月これを繰り返せば、帰国した頃には英語の論文がスラスラと読めるかもしれません(笑)
因みにGoogle翻訳は最近ディープラーニングというもののお陰で翻訳精度が上がっているらしいですが、まだまだ専門用語には対応していないようなので使えずでした。
昨年9月に韓国へ帰国したベトナム人のManh(プログラマー)が2週間のプロジェクトで再度Quelimaneへやってきます!ということで、昨日、一昨日と登場している韓国人のヴィヴィアーナ(通訳)と一緒に空港までお出迎え! 2日かけて韓国からモザンビークへ遥々やってきました!
Manhを驚かせようと、黙って空港まで着いてきていたのですが、僕を見たManhは特に驚きもせず、テンションも変わらず、「おお。もとまさ。痩せた?」との反応w
(せっかくドキドキして隠れてたのに、もっと驚け!笑)
その後、一緒にホテルまで荷物を運び、そのホテルで夕食。久々の会話に花を咲かせ、楽しいひと時を過ごすことができました。Manhの彼女もベトナム人なのですが、九州で仕事をしているそうです。ということでManhも時々日本へ旅行したり、仕事を探したりしているのだとか。「英語だけで入社できる会社が日本には少ない。ほんの一握りのトップの企業だけだよ…日本で仕事して彼女と住みたいな。」とぼやいていました(笑)
246日目(3/5)
今日はアトロピンの授業という予定だったのですが、準備をしても、準備をしても専門用語が出てきて、「1人で授業は無理だ」ということで予定変更。授業の補足をするということでお手伝いをしてきました。ついでに日本との違いについても説明。
「モザンビークでは薬を渡すときに飲み方しか説明しないよね?でも、日本では飲み方はもちろん、副作用や日常生活で注意すべきことも説明する。アトロピンの場合は緑内障や前立腺肥大がないか確認するし、散瞳についても説明する。そういうことを説明する責任が薬剤師にはあると思うんだよね。」
…というような内容を10分ほど話していたのですが、話終えると生徒も講師も拍手をしてくれました(笑) 予想していない急な拍手にちょっと驚き、そしてちょっと恥ずかしかったです。でも、きちんと伝わったようで良かった。「6月の実習では少しでも良いから+αの行動を見せてほしい。」ということも伝えたので、それまで一緒に準備していこうと思います。
学校からの帰りにちょうど韓国&ベトナムの友人が隣の病院から帰りだったようで車に乗せてくれました。(ラッキー!笑)青年海外協力隊としてボランティアとして来ている僕たちと、専門家として来ている彼らの待遇はやはり違いますね。彼らの家はホテルか、ホテル付属のアパートということで超綺麗!仕事として短期で来ているので当然ですが、羨ましい限りです。一緒に買い物をして、家まで送ってもらいました。送迎付き羨ましい!
247日目(3/6)
本日は新しい家の契約ということでワクワクしていたのですがJICAから電話があり、「契約破棄の書類&新規契約の書類に不備が見つかったので本日の契約は無理です。」ということ。いやいやいや。12月に家の引越しをしたいとお願いし既に3ヶ月経過して、引越しができない状況ってどうなの?
そもそも、もとまさの住んでいる家ってJICAの安全基準を満たしておらず、こちらから何度も相談しているにもかかわらず、赴任して7ヶ月が経っても変化なし。配属先がきちんと働かないと知っていながら「契約は配属先と家主の問題なので…」と繰り返す調整員。この対応、JICA事務所としてどうなの?完全にモザンビーク化してません?
動かないと知っていながら配属先に責任を擦り付けて自分は助けないって怠慢じゃないの?というか、こういう時のための調整員じゃないの?と怒っていました。
活動自体は少しずつ進んでいます。病院実習で垣間見えた学生たちの計算力の無さ。医師が正しく書いた処方箋を正しく読み取れず、計算ができないから間違った錠数を渡す生徒たち。6月に第2回の病院実習が予定されているので、それまでに、せめてこの基本的な部分だけでも改善させたいということで、疑似処方箋を作成しているところです。実際に使う薬袋(やくたい)も本物と同じデザインで作成して、6月の病院実習で学んだことがそのまま活かせるように準備中です。生徒に見せたところ、興味を持ってくれているようなのでこのまま進めて行こうと思います!ただ、説明をするときに専門用語が必要なので同時にポルトガル語の勉強も進めなくては!というところです。充実しているので贅沢な悩みではありますけどね。(笑)
帰宅後、お昼ご飯を買いにトボトボ歩いていると家の近くのレストランから大声で談笑する韓国語が聞こえてくる…と思ったら友人のヴィヴィアーナ(通訳)とローザ(看護師)でした(笑) 結局そのまま合流して、残り物のピザとスパゲッティを御馳走になり、昼からビールを飲んでいましたw「もとまさはポルトガル語が上手になったけど、英語は酷くなったね」とバッサリ。来月南アフリカとザンビアへ観光予定なので、英語の勉強しようと思います(笑)
荷物持ちをしてあげたら、ズボンと鞄の柄が合わさってうるさいということで写真を撮られました(笑) まー、確かにすごい恰好w
248日目(3/7)
実は昨日から断水ということで、シャワーも使えずベタベタで汚いまま就寝。なぜかもとまさ家だけ断水。だから引越ししたいのに…(笑) で、朝7時に修理に来るからと約束をしたものの、結局昼の13時頃に来て修理。お陰様で活動にも行けず、家で過ごしていました。さぼっていた第2回アンケート分析を進め、夜は旅行の計画を立てていました。訓練所で最も仲の良かった1人がモザンビーク経由で旅行をするので、その後一緒に南アフリカへ行き、彼の任地へ行く予定です。旅行中、他の国の同期とも会う約束があり、かなり楽しみです。日本に帰ったらわざわざアフリカへ行こうとはならないので、今のうちに精一杯楽しみます!
249日目(3/8)
学校の講師室で座っているとなんと地震!!! と、言っても恐らく震度1~2の小さいやつ。ただ、とてつもなく小さいというわけではなく、揺れている時間もそこそこあったので地震を確信。
「ポルトガル語で地震ってterramotoだっけ?」って同僚に聞いたら
「そうだよ。それがどうしたの?」って(笑)
「いや、今地震起きた!」って言ったら
「どこで?日本?!」って(笑)
「ここだよ!」って言っても
「ここってどこ?」とw
講師室にもとまさの他に4人も講師が居たのに誰も気づかず。というか、誰も信じてくれない。「モザンビークでは地震はあまり起きないよ。特にQuelimaneではないよ。」って説明される始末。
その30分後ぐらいに隣の病院で働いているヴィヴィアーナからメールが。
「もとまさ!地震あったよね?!モザンビーク人誰も信じてくれないんだけど!」って(笑)
隣国の同期からもメールが。
「もとまさ!そっち大丈夫?モザンビークも揺れたでしょ?マラウイも揺れたけど、誰も気づかないんだけど!!」って(笑)
アフリカ人に地震は馴染みないものだということが今日の発見でした。年間数千回地震が起きている日本で育った我々とは経験の差があるようです。
「去年は2000回、おととしは1年で6000回も日本で地震があったんだよ!」って同僚のモザンビーク人に教えてあげると声を失っていました(笑) お互いにちょっとした気づきがあったかな。
もとまさは子供の頃に阪神大震災を経験し、家が全壊しました。朝起きたら洋服掛けの下敷きになっていました。マンションの6階から外を見ると赤い光と黒い煙があちこちで上がっていました。家から出ようと思っても玄関が変形して出られず、なんとか出られたと思えば家の前にあったはずの木造2階建てはぺしゃんこ。そのときの写真を同僚に見せるとまた言葉を失っていました。
もうすぐ3月11日ですね。阪神大震災とはまた違った結果となりましたが少しでも早く復興してほしいなと願っています。
250日目(3/9)
今日は学校の始業式がありました。軍や政府、宗教関係のお偉いさんも集まり(いつも通り)予定より1時間ほど遅れて開始。今日は幸い天気が良く、クーラーがなく、汗だらだら(笑) そんな中踊り、歌うモザンビーク人たち。元気です。
もとまさは大体このようなイベント時にはカメラマンとして勝手気ままに動き回り、写真を撮っています。日本であれば注意されそうなときでも、モザンビークは寛容です。「ほら、もっと写真の撮りやすそうなところ行っていいから!遠慮するな。」って。モザンビーク人は写真を撮られるのが大好きなのです。みんなカメラなんて持ってないので一眼レフを持っていると「撮って!撮って!」と。学校の校長先生ですら、式中に写真を部下に撮らせる始末(笑)
1枚目は俺らを撮れ!と言ってくる秘書と事務局の人たち
左から学部長、校長、隣の病院の若きエリート医師(飲み仲間)
奥から事務長のオノフリ、ザンベジア州の幹部(保健担当)と校長
今日はHappy Fridayということで、いつも登場するヴィヴィアーナ(韓国人、通訳)に加え、ベトナム人のManhと日本人の中田の4人で飲み会をしていました。もとまさ行きつけの地元の飲み屋に行ったため、ビール550mlが55MT(約90円)と安くて良いのですが、もとまさの赴任先である学校の先生やヴィヴィアーナの赴任先の病院の医師がたくさんおり、挨拶回り等で忙しかったです(笑) 結局、その後数名が合流。いつも通り、他のテーブルより騒ぎながらの飲み会。先ほど上の写真でも登場した隣の病院の医師(飲み仲間)も来ていました。
何杯飲んだかわからないぐらい飲んでいたものの、海外ということもあり酔い過ぎないように気を付けていました。しかし、気が付いたころにはヴィヴィアーナが泥酔…(笑) 結局6時間ほど飲んだ後、引きずりながらヴィヴィアーナを連れて帰宅。まぁ、楽しかったようで何よりですが、女の子なので気を付けてほしいものです。泥酔していたら襲われても文句言えない…汗)
結局、飲み会でも写真を撮らされていたもとまさでした。
251日目(3/10)
飲み過ぎたこともあり昼頃起床。最近流行しているお好み焼きもどきを作って、南アフリカ、ザンビアの旅行計画を立てて、アンケート分析の最終チェック・修正を行い、日本の友達を電話したりしながら過ごしていました。
今日もヴィヴィアーナから「飲みに行こう!」と連絡が来ましたが、ちょっと飲みすぎが続いているので今日はご遠慮。家でゆっくりポルトガル語字幕のアニメを見ながらポルトガル語の単語の勉強をしていました。明日も特に予定はないのでゆっくりしようと思います。
今週のまとめ
今週からベトナム人のManhも加わって、ケリマネが再度盛り上がってきました。活動も少しずつですが前進し、写真や飲み会を通して色んな人と交流ができているのでこのままいい流れを引き継ごうと思います。
ボンフィンディセマーナ!(よい週末を)