モザンビーク3週目(7/16~7/22)


14日目(7/16)休日

昨夜遅くまで飲み会があったが、6時半には家を出て9時半からソフトボール大会。通称MSC(マプト・ソフトボール・クラシック)というものに参加してきた。日本人のJICA職員、ボランティア、調整員、専門家、日本大使館職員、NGO団体、民間企業団体等で働いている人と一緒に試合をした。相手チームも海兵隊やアメリカ大使館職員など普段あまりお付き合いしないような人との交流。さすがに海外で働いている人たちでポルトガル語や英語を駆使してふつうにコミュニケーションを取れる人たちばかり。試合のあとはアメリカ大使館職員の滞在場所に大きな中庭があり、そこでBBQをさせていただきました。子供を合わせて総勢40人近くの大所帯でしたが、完全に「先進国」の様相でした。その後、個人的に日本大使館職員の方と数時間お話する機会もあり、とても貴重な時間を過ごすことができました。来週末はソフトボールの練習があるようなので参加させてもらおうかと思っています。貴重な時間を最大限に活かして人脈、語学、経験を積んでいきます。

 

15日目(7/17)語学訓練(全体授業、個別授業)

午前中はいつも通り週末のことについてお話し。午後はチューターのAiresと2017年6月1日にできたばかりのインフレネ医療従事者養成学校を見学してきました。首都のマプト市から北15kmにある養成学校で、中級レベルの養成学校という位置づけです。2012年段階で主要4都市にしかICS(医療従事者養成学校)がなく、人口比では看護師が25人/10万人と近隣国と比較しても最も少ない状況でした。南アフリカでは383人/10万人、日本は1133人/10万人ということで、南アフリカの15分の1、日本の45分の1しか看護師がいないことになります。ある病院にいる看護師さんを思い浮かべて下さい。日本の大きな病院には何人の看護師さんが働いていますか? 100人?200人?500人? 500人の看護師さんがたった11人になったらどうなりますか?モザンビークはそんな状況なんです。

日本では考えられないことがモザンビークでは普通にあります。シャワーからお湯がでずに、沸かしたお湯をバケツに入れて小さな子供用の砂遊びの道具みたいなものでお湯をかぶりながら体を洗う。学校に行くお金もなくどこで見つけてきたのかわからない靴を綺麗に磨いて売る子供。川にゴミがあるのは当たり前。そう言った事を学びながら、良いところも知る。日本ではアフリカのことについて学ぶ時間はそう多くないと思います。そう言った方の情報源に少しでもなれればなと思いながら情報発信していきたいと思います。もし、「アフリカ、モザンビークのために何かしたい!」という方がいればHPの問い合わせフォームから教えてください。JICA、大使館、NGO団体の方に協力を仰ぎつつ、何かできることをご提案できると思います。今日はちょっと真面目な投稿でした。

 

16日目(7/18)語学訓練(全体授業、個別授業)

今日の全体授業で10分程度の簡単なプレゼンテーションを行いました。二本松での語学訓練での内容と同じで良いということだったので、以前使用したものをそのまま使用。ただ、4人のプレゼンが終わった後に、「次からは紙を見ずにやれ」とお咎めを頂きました。二本松でも同じことを言われておりあまり成長していない4人でした…(苦笑)とはいえ、以前よりスムーズかつアドリブで話せる部分が多く、成長を感じることはできています。プレゼン後は2人1組で相手の旅行について聞き取り、その情報を他の人に説明するというアクティビティを行いました。なかなか相手の言っていることを理解できない、自身の言いたいことを説明できないもどかしい時間でしたが、乗り越えていくしかありません。

午後は、7月25日に控えた任地調査の準備ということで、勤務先のカウンターパート(担当者)に電話で挨拶&泊まる場所や自身の家を見て回りたい旨を伝えました。もちろん1人ではかなり難易度が高いためチューターが隣でスピーカーフォンで聞きながらのアシスト付き。カプラナ(という民族生地)を使っての洋服を先週発注していたので取りに伺ったところ、機械が壊れていたようで受取りできませんでした。また明日見に行きます。

 

17日目(7/19)語学研修(全体授業、個別授業)

昨夜なぜか寝れず夜中テレビを見ていると英語音声、ポルトガル語字幕の連続ドラマ?がやっていました。英語もポルトガル語も中途半端なので理解するのは大変でしたが、どちらの勉強にもなる気がしてこれから時間があれば見たいなと思います。

午後はチューターのAiresとMuseu da Moedaという貨幣博物館とFortaleza?という昔の戦争時に使われた砦のようなところを見学。少し疲れもあってかいつものように喋り続けることはできませんでしたが、それでも学んだことを活かしながら話す練習はできたと思います。

 

18日目(7/20)語学訓練(全体授業、個別授業)

午前中はいつも通りの授業。不完全過去について文法的な復習。

 

午後のチューターとの授業はXipamanine(シパマニーニ)という大きな市場へ行くことに。「途上国と言えば」的な木の台の上に服や靴、野菜、果物、肉などが置かれておりハエが集ってるやつです。とてつもなく広く、日本人だけでは危険というか迷子になりそうです。まぁ、ひったくりに合う確率はかなり高いらしく今回は携帯電話を持参しませんでした。他のボランティアチーム合同での行動だったためあまりチューターと話せずご機嫌斜めのもとまさ(笑)

この写真は翌日のMercado da Adelinaから拝借。Xipamanineもこんな感じ。

 

その後、暑かったこともあり、チューターと初サシ飲み。330ml→55MT(88円)のビールを4本ほど飲み、夕食前に帰宅。「今度は俺が奢るね!」と言って帰りました。ホント良い奴です!!歳も1つ違いで気がおける友達になれそうです。

 

19日目(7/21)語学訓練(全体授業、個別授業)

午前中はいつも通りの授業。不完全過去の続きをやって終了。前にも書きましたが担当のAnabera講師は全然笑わないと言われていましたが、今日も大爆笑!ネタは日本人がシャイで人前でイチャイチャせずキスは木の後ろですることと、日本にはラブホテルというものがあり、その外観、内観etc.について。涙を流しながらの爆笑でした。前の隊次はAnabera講師を笑わせられなかっただけだと思います。

午後のチューターとの授業はMercado Adelina(アデリナマーケット)とPraça do Independênciaという独立広場へ行ってきました。今回は他のボランティアやチューターもおらず、馬鹿なことを話しながらポルトガル語を学んでいました。外国語は面白いもので、同じ発音でも違う意味を持つことが沢山あります。これは有名ですが、チンチンは日本語では男性器の幼児言葉として使用されますが、イタリア語では「乾杯」。そして、独立広場で英雄のことを説明しているAiresの話を聞いてあることを思い出しました。Heroi(エロイ)→英雄。日本語ではエロイという意味になるんだよ、という事を親切に(笑)教えてあげました。

 

20日目(7/22)休日

今日は2017-1次隊8人中6人が集まってのお買い物。Baixa(下町)でお揃いのカプラナを買いました。モザンビーク人のチューターがいるときにあまり多くの買い物をして「こいつ金持ってんな」と思われても嫌なので我慢していたのですが、今日は日本人しかいないということで計14枚ものカプラナを大人買いしました(笑)とは言え、布自体は1つ200MT(320円)ということで4480円の出費。ただ、ここから作るときにお金がかかるので、おそらく1つ500~600MT×14=7000~8400MT(11200~13440円)の出費。日本だと20~30万円程度の感覚だと思います。とはいえ、とってもgiro(素晴らしい、カッコいい、イケてる、見事な)なのでご満悦です。

 

因みにBaixa(下町)では道端に何かものを置いて売るというスタイルが主流らしく、特に靴は地面に置いた状態でお店(?)が開かれています。もちろん皆さんが想像する「お店」も存在しますが、庶民には高くて手が出せない高級店として存在しているのが現状です。

 

 

今週のまとめ

今は首都のマプトにいるためまだまだアフリカ感100%という感じではないですが、少しずつモザンビークを体験しています。今週は先週よりもスムーズに会話ができるようになったなと感じますが、まだまだ1回で言いたいことを伝えることはできません。来週は実際の任地を4日ほど訪問する時間が設けられているためしっかり準備をして早めから信頼関係を築いていきたいと思います。


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