青年海外協力隊2次選考(流れ:当日)


ここからが、本番です。少しでも皆さまの役に立つように青年海外協力隊2次選考(流れ:前日の愚行)とは違う記事を書きたい。いや、書こう。(笑)

前回の記事と重複しますが、今回の記事は2次選考当日の「流れ」にフォーカスして記載していきます。試験内容のブログは多数拝見したのですが流れやスケジュールに関する記載はなかなか発見できませんでした。皆様の参考になり、少しでも試験で真の実力を発揮できるように流れを記載していきます!この記事は2016年11月に投稿し、2019年3月にリライトされています。

2次試験当日の流れ(試験が始まるまで)

2016年7月15日(金)8:30amから受付開始ということでその時間目がけてタクシーで向かいました。雨の中公共交通機関を使って来られていた方もたくさんお見受けしましたが、カナダから1週間分の荷物が入ったスーツケースを引きずって雨道を歩くのはご勘弁ということでタクシーを利用。到着後いくつか資料をその場で提出し、8:55amまでは指定された席にて待機。(到着時に提出など指定されているはずなので提出資料はカバンからすぐに出せるようにしているとスムーズです。)部屋には200名以上の候補者がおり、席順は職種などに関係がないようでしたが指定されていました。

隣には教諭を目指している大学生の男の子、反対側には介護福祉系の仕事をしている男の子、いずれも年下が座っていました。待機時間を利用して、隊次調査のアンケートがあったのでそれに回答し、テーブルに置かれている資料を読んでいました。この時点である程度のスケジュールが確認でき、薬剤師6人中6番目に試験を受けることが把握できました。また、大まかな時間についても記載されていました。

職種や人によって「専門面接」「人物面接」のどちらが先か、午前か午後かなどは異なります。もとまさの場合は午前の最後に専門面接、午後の最初に人物面接という流れでした。また、試験が終わったとしても先に帰ることはよほどの事情がない限りは許されないようでした。午前中に両方の試験が終わる人は可哀そうですけどね。

2次試験当日の流れ(午前中のプログラム)

8:55am。定時過ぎから注意事項やアンケートの書き方などの説明が始まります。どうせ待ち時間が長いのでその間にご飯でも食べようと思っており、朝飯は特に食べていなかったもとまさであるが、ここで悲劇のアナウンスが襲う。「注意点としましては、他の受験者もおりますので勝手に食事をこの部屋でされないようにお願いいたします。また、待機中はいつ呼ばれるかわかりませんし、面接試験が終わったとしても健康診断の質問などで呼ばれるケースもありますので、お手洗い以外ではこの部屋から出ないようにお願いいたします。」要するに、この部屋から出ずに、飯も食うなということである…。ここで隣の大学生からも「まじか…」の声をいただきました。(笑) みなさんも朝ごはんはしっかり食べてから試験会場に向かいましょう。

「今回、海外から参加されている方はいらっしゃいますか?」とアナウンスが流れます。カナダからの参加のためもちろん挙手。すると、隣の男の子たちから熱い視線を感じます(笑)説明終了後早速、「どこから来られているんですか?」と、大学生に声をかけていただきました。これを皮切りに反対側に座っている介護福祉系を目指している子も含めて3人で楽しく会話することができ、おかげ様で待ち時間も退屈することなく過ごすことができました。

読者の皆様にもおすすめしたいのですが、みんな緊張しており、そして応募するだけのことはあって、いい子、魅力的な子、やる気のある子がたくさんいる。是非この貴重な場でコミュニケーションを楽しんでいただきたい。ちなみに、今回のケースでは「野球」の職種を選ばれた方達は優先的に人物面接を行い、その後食事も早めに取り、別会場で実技試験があるということで途中で退室されていました。実技系の職種に応募された方はそういう可能性についても考慮しておいてください。

ここからは名前と受験番号が呼ばれ、同じ部屋(前方)にある受付へ行くと試験室が言い渡され、そこからエレベーターに乗って別フロアの試験室へ行くという流れ。2階から4階の数部屋ずつが試験会場として借りられている。試験室の前には椅子が2つずつ用意されており、前の受験者が終わると次の人が呼ばれるためしばし、そこでも待機が必要があった。時間にして10~15分程度。控室とは異なり、異様に静かでかなり緊張させられた覚えがある。

大部屋の控室で待っている間も、「健康診断の質問で呼ばれる人」「相談ブースで相談をする人」「隊次のアンケート提出⇒簡単な面談をする人」など多少すべきことはあった。それでも多くの時間は「待機」でした。

ちなみに、健康診断で呼ばれるのは全体の半数程度。全く問題がなければ呼ばれないのでしょう。もとまさの場合、直近の健康になんら問題はなかったのですが、「小児喘息」の既往があったため一応呼ばれました。「小学生以来発作がないこと」「野球、陸上、ハンドボール、バドミントン…etc.スポーツをずっと続けていたこと」などを伝え全く問題ないことを説明すると、あっさりOKが出ました。

2年間衛生環境の整っていない場所へ行き、医療も整備されていないのだから当然と言えば当然の措置なのでしょう。なにか持病がある人は、正直に答えることをお勧めします。無理をして隊員になったところで、そこで命を落としたり、取り返しのつかないことになってからでは遅いのだから。隊員になりたい気持ちはわかるが、医療人のはしくれとしてはそう言っておきます。

11:30am。ついに技術面接ということで10分程度の面接を受けた。詳細は「青年海外協力隊2次試験(技術面接)」を参照。

12:30pm。ついにランチタイム!近くにもコンビニはあるようですが、買っておいた方が楽だと思います。確か、喫煙所なども近くにあったはず。時間は忘れたが、40分程度?休憩時間が確保されておりその後午後の試験が再開される流れ。待ち時間はほぼほぼ隣や前後の人と話していました。ここで連絡先を交換したりしている人もちらほら。特に大学生同士などは合格後訓練開始時期がかぶりやすかったり、同職種では一緒に訓練を受けたりすることがあるため仲良くなっていると色々と情報交換ができていいかもしれません。

2次試験当日の流れ(午後のプログラム)

14:00。人物面接:10分ちょっと談笑している感じであった。詳細は「青年海外協力隊2次試験(人物面接)」を参照

14:30。隊次のアンケート。これはアンケート記入後、自分で面接のスケジュールの合間を見つけてアンケート提出&簡単な面談を受けるというもの。混んでない間に済ませる方がいいので最初にさっさと済ませるか、試験が最初の方にあるのであれば最初は試験に集中して、終わってから落ち着いて隊次のアンケート提出&面談をするなど自分で調整しましょう。

今回のケースでは2016年3次隊、4次隊、2017年1次隊(&2次隊)の中から参加できる隊次にチェックを入れるというものであった。「確実に参加できる隊次を選択するように」という注意が何度もされていたので皆さんもご注意を。2017年度1次隊、2次隊にチェックを入れ提出。カナダ留学の関係もあり、2017年2次隊を強く希望することを伝えたが、実はこれはオプション的な存在で基本的には選べないもの。(結局2次選考の結果は2017年1次隊での合格ということであった。)因みに時期はいつでもいいのでとりあえず合格したいという人は全てにチェックをしている方が少しは合格率が高いと思います。

その後は隣の男の子達と話しをするか、仮眠をとるか、面接内容を忘れないように携帯にメモをするかなどをして時間を潰していました。周りの人と話をして貴重な時間を過ごしてほしいが、一応読書用の本などを持参してもよいかもしれない。

16:30スケジュールよりは順調に面接が進んだようで早めの解散ということでした。スケジュールはその日の受験者数や進行具合によりかなり大きく左右されそうです。おそらく18:00などになるケースもあるのではないだろうか。特別な事情を除き、なるべく余裕をもって飛行機や新幹線を予約するとよいでしょう。ただ、今回のように早く終わったケースでは、「あ~、僕すごい遅い便の飛行機を取ったからすごい暇になった」と嘆く隣の大学生みたいになることも承知しておいてほしい。(笑)

今回の2次試験に関しては、全候補者を5日間に分け、JICAに日程を指定される。どの日程になるかはJICA様次第ということで選ぶことは不可能。今回の試験会場は東京だけだったし、宿泊先のホテルも綺麗な場所でしたが、元隊員の話を聞く限りでは毎年同じというわけではない。やたらとホテルを羨ましがられた覚えがある(笑)

最後まで読んでいただきありがとうございました!

こんな感じで1日のスケジュールが進んでいきます。少しはイメージできましたでしょうか?みなさんの2次試験準備の少しでも役に立てば幸いです。因みに教諭を目指していた男の子とは偶然にも2017年度1次隊として一緒に訓練を受け、任国外旅行で一緒に旅行をしたりしました!介護福祉系の彼も一緒に受験したときは落ちてしまったようですが、その後諦めずにチャレンジし、今ではアフリカで協力隊の一員として活動しています!もとまさのケースは結構レアだとは思いますが、そういうこともありますので、色んな人と交流していただけるといいなって思います!


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