留学中、もしくは留学を考えているみなさんこんにちは。
さて、せっかく留学をするのであれば「現地の友達」を作りたいと思いませんか?
1年も留学される方であれば「そのうちできるよ」と軽く思っている人も少なくないと思いますが、それは本当ですか?
現地人(カナダ人)と友達になることがなぜ難しいのか?
実際に留学されている人であればわかると思うのですが
「現地人(カナダ人)と友達になる機会はそれほど多くない」ということです。
語学学校に通えば同じ目的で世界中から生徒が始まり
12歳の子供から60歳の叔父様・叔母様とも仲良くなるチャンスが多分にあります。
それは「同じ目的」を持っている人が集まる最高の環境ができているからです。
※現地人のことをカナダ人と記載します。
では、カナダ人と同じ目的を持って集まれるのはどのような状況?
もちろん町のイベントや食事をしにレストランへ行けば至る所にカナダ人はいます
が、ここで友達になるというのは一般的ではないでしょう。
同じ目的を持って何かを一緒に頑張る場ではないですからね。
まずは、「カナダ人と友達になることは案外難しい」
ということを理解いただきたいと思います。
カナダ人と友達になることが案外難しい理由①
語学学校にいるカナダ人と言えば先生だけ…ですよね?
もちろん友達になれますが、
周りの留学生も先生のお近づきになりたいと考えています。
数多くいる生徒の中から先生と本当に仲良くなれる生徒はほんの一握りです。
だって、毎週のように新しい生徒がやってきて、仕事として英語を教えているわけですから。
積極的なブラジル人や流暢に話すイタリア人なんかが仲良く話しているところに割り込む勇気はありますか?
先生によっては、生徒と一切プライベートの関係は持たず連絡先を交換しないと決めている先生も数多くいます。
語学学校にしか活動の場がなければカナダ人の友達作りはほぼ不可能でしょう。
カナダ人と友達になることが案外難しい理由②
では、活動の場を少し広げて留学斡旋会社や地域のlanguage exchange を利用しようと考えているあなた。
悪い考えではないですがこれも選ばれし人しか友達になることはできません。
基本的に「少人数のカナダ人」&「大人数の留学生」
という構図で進められています。
日本語を学びたいカナダ人より英語を学びたい留学生の方が圧倒的に多く
特に、エージェンシーなどを利用した場合は上の構図となります。
そうなると、カナダ人は誰と話したいか選ぶ立場にあると思いませんか?
あなたが超絶格好良かったり可愛かったりすれば、語学力に関係なくお近づきになれるかもしれませんが、基本的には英語が流暢に話せる人と勉強をする方がカナダ人にとっても日本語の勉強になると思いませんか?
カナダ人と友達になることが難しい理由③
では、カナダで仕事をすれば友達になれるのでは?
と、考えているあなた。
それは正解でもあり不正解でもあります。
StarbucksやTim Hortonsなどの人気なカフェや現地のレストラン、現地の服屋、バーなどであれば、カナディアンの同僚がいます。
そういった場所で働けばもちろん仲良くなることはできるでしょうし、仕事中のみならずプライベートでご飯に行こうという話にもなりやすいでしょう。
ただ、ジャパレス(ジャパニースレストラン)で働いている人の多くは
お客さんとの会話を除いてほとんど日本語で会話をする事になってしまいます。
日本人オーナーのジャパレスでは日本人しか雇わないため、カナディアンの同僚と出逢える可能性はなく、仕事の指示やらやり取りは日本語になるでしょう。
結局英語よりも日本語を使う機会の方が多く、同僚も日本人のため
カナダ人の友達もできないし、英語も伸びないという悪循環に陥ります。
もちろん、それほど現地の友達が欲しいわけでもなく、英語の勉強もそれほど必死にする必要がないという人には関係のない話ですが
カナダ人の友達も欲しいし、英語も伸ばしたいのであれば
ジャパレスは避ける方が賢明でしょう。
もちろんそれなりに英語力は求められますので、準備をしておく必要があります。
あなたを脅かそうと思っているわけではありません。
しかし、どうしても「英語力」という壁が立ちはだかるんです。
カナダ人と出逢える場所はどこなんだ?
さて、「そういうお前はどうなんだ?」という話ですが、結論から言うと
6月1日:Canadaへやって来る
6月6日:語学学校開始
6月12日:カナダ人の友達が3人できる
6月中:+10人程度
7月中:+10人程度
8月中:+10人程度
9月、10月:新規0人
11月中:+10人程度
こんな感じでした。
6月12日を皮切りに友達が増え始めました。
ごはんに行ったりする「とても仲の良い友達」は10人程度ですが
それでも頻繁にカナダ人と話せる環境というのは楽しいし英語の勉強になります。
カナダ人の友達はどうやって作る?
何が考えられますか?
「カナダ人とルームシェアする」というのは如何でしょうか?
もとまさも最初は「カナダ人とルームシェア」という思いを持っていたのですが途中で諦めてしまいました。
掲示板のkijiji やe-mapleなどでルームシェアなどの家を探していたのですが、
「私はカナダ人です。ルームメイトを募集しています。」
とはもちろん書いていないですよね。。。w
結局、今は英語の話せない中国人オーナーの家に住んでいます(笑)
バーで仲良くなる。これは英語が話せればなれるかもしれないですね。
ただ、ナンパ(体)目的であったり犯罪に巻き込まれる可能性もありますので、そこら辺の判断を間違えないようにして下さいね。
あまり思いつかないので、実例紹介へ移りましょう。
もとまさが実際にカナダ人の友達を手に入れた方法
①Language Exchange を利用しよう
「ええええええ~、さっき否定してなかった?!」ってなりますよね?(笑)
ええ。お気持ちお察しします←
さて、僕の場合ですが、英語力も語学学校の中ですら並程度ということで集団のLanguage Exchangeへ行ってお目当ての子とお近づきになるなんて最初から期待していません。もっと成功確率の高いところを攻めましょう。
僕が使ったのは「Conversation Exchange」というサイトでした。
(これは、名前が違うだけでする事は同じです)
要は多人数ではなく、1対1で会えば友達になれるだろうという狙いです。
それほどたくさんのカナダ人が登録しているわけではないですが、
それなりに出会うことができます。
もとまさの場合最初に10人程度代わる代わるお会いし、
その中でお互いに気の合った2人と定期的にお互いの言語を教え合っています。
1人は日本に1年住んだことがある女の子でたまに「ギャル語」についての質問を受けることがあります。(笑)
もう1人は2年ちょっと大学で学んだというトロント大学の学生さん。
僕の英語なんか比べ物にならないほど流暢な日本語を話します。
トロント大学の学生ということもあり学内を紹介してくれたりと貴重な体験をさせてくれます。
この前は「雨」「飴」や「橋」「端」「箸」などの発音の練習を一緒にしました。
やはり、何と言っても2人で会えるというのはいいですよね。
他の誰に邪魔されるわけでなく、お互いの事を知ることができるし、2時間一緒に勉強をすれば1時間は英語の勉強になるわけですから。
なんで皆使わないんだろう?
と不思議に思ったり。(あまりに有名になると困るけど汗;)
やる気のある人は2人と言わず、たくさん友達を作ってください。ただ、少しスケジュールの管理が大変になるかなというのが経験者の正直な感想です。
※「日本人女性」を求めて募集している輩もいます。
②現地のコミュニティーに飛び込もう!
これは何かと言うと、趣味のサークルですね。
例えばバスケットボール、バレー、アイスホッケー、野球、バドミントン、テニスなどの自分が経験したことがあるスポーツ。
料理や写真、ボランティア、ランニング、LGBT、イベント…なんでも構いませんが、主催が「現地の人」であるものを選びます。
そして、できれば「現地の人向け」のものを選ぶようにしてください。(留学生向けのサイト、エージェンシーの情報はあくまでも「留学生向け」ですから)
もとまさの場合、英語のサイトを片っ端から開いて現地のサークルを探しました。
今回偶然見つけたサークルというのが、留学生向けではなかったこともあり留学生がもとまさ以外にいないんです!!
ということは、向こうからしても珍しいし
僕もカナディアン独占という美味しい状況なのです。
しかも本当にいい奴らばっかりで人の出会いに心底感謝しています。
もちろん簡単に見つけられたわけではなく、返信がなかったり、断られたりということも多々ありました。
インターネットで検索する際は、
「toronto basketball community」「Ontario basketball club」てな感じで、
地名と探したいコミュニティーのジャンル、必要があれば community や club なんて単語もうまく使って探し出して下さい。
学校と違い、滞在期間中はずっと関われるので長期間滞在する人は早めに
(できれば日本にいる間に目星をつけて)準備をしておけばいいと思います。きっと良いスタートダッシュが切れると思いますよ!
③現地の人と一緒に働こう!
これは、ジャパレスやコリアンレストランなどではなく、現地の人が働いているカナダのレストランやバー、カフェ、服屋、ホテルなどで働こうということです。
もちろん、多少の英語力は問われますが、ある程度シフトに融通が利けば比較的簡単に仕事をゲットできるかもしれません。
もとまさも現地のカナディアンが半分、留学生が半分ほど働いているカフェに所属していますが、やはり週に何度も顔を合わせると自然に仲良くなります。
というか、入ってしまえば友達になれますし、その後パーティーなどでさらに他のカナディアンと出逢ってどんどん友達の輪が広がっています。
ビザの残りが6ヶ月以上あり、時間の都合がつく方はこの方法を使ってみてはいかがでしょうか?
カナディアンの中に飛び込むというのは最初はかなり度胸がいります。しかし、「失敗するために留学をしている」と言っても過言ではありませんので、失敗したら「よく頑張ったね。誇りに思うよ。」って自分を慰めながらチャレンジを続けてください。
また、カナディアンの友達ができるとそこから輪が広がるんですよ。
友達が「Starbucks紹介してあげようか?」って急に言い出してくれたりもしますしね。カナダで仕事を見つけるのはコネがあるとかなり簡単になりますから。
住んでるだけあって、美味しいレストランや外せないイベント情報も自然と入ってきます。
チャレンジできるか、なあなあで過ごすかは皆さんの「最初の一歩」次第です。
みなさんの留学生活がより良いものになることを祈っております!